「小説」 一覧

小説というカタチから影響を受けた記事

【夏目漱石】『吾輩は猫である』感想・レビュー〜無常観とユーモアの知的な共存

2020/10/27  

アイキャッチ画像:宮城県大崎市岩出山”有備館”床の間 概要 あらためて漱石を読み返しながら気づかされることの多さに驚いてきた。前にも”漱石は偉くなろうとしなかった唯一の作家である”などとわかったような ...

【芥川龍之介】『羅生門・鼻・芋粥』感想文〜感想のみ、大人向け

2020/10/25  

『羅生門』 今日本文学を見直しているところだ。その一貫で芥川をもという訳なのであるが、どうだろう、上記の3代表作の出来栄えは。まず『羅生門』。教科書に載っていて高校の頃作家の描く不気味な”夜”そして盗 ...

【芥川龍之介】『偸盗』感想・レビュー〜迫真、大正時代のアクション小説

2020/10/21  

概要 見出しに”アクション小説”と書いたが、これは私の率直な感じ方であり、この作品の一番”芥川ってすごいな”と思った部分である。解説や学者様の評論は放っておこう。読んで感じたままを書く、それが本ブログ ...

【芥川龍之介】『地獄変』感想・レビュー〜芸術のために我が子を焼き殺す絵師

2020/10/15  

概要 『地獄変』が元にしている「宇治拾遺物語」は鎌倉時代の古典で、芥川がよく材料にする「今昔物語集」は平安時代のもの。どちらも古語辞典なしでは読めないけれども、芥川の短編を読んで興味を持たれたならぜひ ...

【芥川龍之介】『藪の中』レビュー〜隠された真実の在処

2020/10/13  

経緯 この短編を初めて読んだのは高校の時だろう。言うまでもなくその時に私はこの短編を理解していない。17歳と50歳では違うのは当たり前だ。未熟な高校生はこのような難しい作品を解説を鵜呑みにし、解決して ...

【夢野久作】『ドグラ・マグラ』感想・紹介〜注意:酷評です

2020/10/10  

概要 図書館で借りたちくま文庫、640ページの『ドグラ・マグラ』を570ページまで読んで最後に限界が来て読み流した理由は、この小説が糞だからに他ならない。終えてから私はもう2度とこのようなつまらない本 ...

【夏目漱石】「道草」紹介・感想〜自伝風読み切り小説

2020/10/06  

あらすじ 夏目漱石「道草」は完成した最晩年の作品。「硝子戸の中」が病弱な身体でなくとも滅多に書斎から出ない漱石が、なおさら動かずに閉じこもり外の世界を内側から書いた日記風の作とすれば、こちらは「我輩は ...

【ポリフィルス狂恋夢】覚書〜洋書レビュー再読(2回目)

2020/10/03  

テキスト 前回同様アマゾンで安く買ったThames and Hudsonの英語版。何分分厚くかつ内容がたとえ邦訳でもわからないような中身であるゆえ、1回目はかなり乱雑に読み切った。いや読んだというより ...

【夏目漱石】短編「ケーベル先生」紹介・感想〜徒然なる夕暮れの静かな語らい

2020/09/16  

ケーベル先生 わずか10ページ程の作品だがとても感動したのでレビューを。 安倍君というのは同級生か友達だろうか、漱石らしい主人公は二人でケーベル先生の書斎を訪れるのだが、前に来たのがいつだったか思い出 ...

【夏目漱石】夏目漱石論〜先入観を捨てて見てみると、どんな人か

2020/09/11  

先生 夏目漱石は”作家”先生である。教科書には載ってるし千円札にもなっている。基本的にお札になるひとは立派な人、偉い人である。そう皆さん思い込んでいないだろうか? この私もそうだった。「偉い偉いと言わ ...

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