「小説」 一覧

【マンディアルグ】短編集『刃の下』より紹介「螺旋」〜5芒星の都市へと降りるトンネル

2018/06/27  

作者について アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ氏は短編小説家として知られ、日本でも多くの作品が翻訳刊行されている。詩、長編小説、美術評論、旅行記など多くの著作があるにも関わらず、残念ながら全集と ...

【エドガー・アラン・ポー】短編「アッシャー家の崩壊」〜呪われた屋敷と共に滅ぶ理性

2018/06/26  

エドガー・アラン・ポーの1839年発表「アッシャー家の崩壊」は、創元推理文庫ポー全集のしょっぱなを飾る第1巻中に収録されている。面白さ、不気味さ、わかりやすさ共にポーの短編の中でもトップクラスの傑作恐 ...

【マンディアルグ】長編小説「すべては消えゆく」〜20世紀末賢者の預言〜

2018/06/24  

マンディアルグ(1909−1991)の亡くなる4年前発表、最後の長編小説である「すべては消えゆく」は、原題”Tout Disparaitra"であり、正確には「すべては消えるであろう」の未来形である。 ...

【エドガー・アラン・ポー】「マリー・ロジェの謎」「盗まれた手紙」〜「モルグ街の殺人」の続編紹介

2018/06/12  

1841年4月、世界文学史上初の推理小説「モルグ街の殺人」がポーの編集する雑誌に発表された。現代に読んでも面白すぎるこの短編小説が好評を博したのは想像に難くない。そして翌年には「マリー・ロジェの謎」4 ...

【エドガー・アラン・ポー】「黒猫」短編小説〜悪へと落ちゆく破滅の象徴〜

2018/06/04  

あらすじ 主人公は持って生まれて優しい人格のはずだった。のみならず生き物への愛着はひとしおで、いろんなペットを愛玩しては可愛がっていた。妻を娶り、同じく動物が好きだったこともあり趣味を合わせて一匹の美 ...

【エドガー・アラン・ポー】「黄金虫」〜海賊の宝探し、暗号解読の物語

2018/06/03  

創元推理文庫第4巻収録のエドガー・アラン・ポー「黄金虫」についての紹介。 あらすじ この小説はウィリアム・レグナンドという落ちぶれた若い元金持ちが、ふとしたきっかけから海賊の遺した宝の地図を発見して謎 ...

【エドガー・アラン・ポー】「早まった埋葬」短編小説〜生きながら棺桶に入れられる恐怖

2018/06/01  

創元推理文庫には安価な価格でポーの作品をコンプリートできるシリーズがあるのをご存知だろうか。「ポオ小説全集」4巻がそれである。さらに「ポオ・詩と詩論」なる別冊や、全集の2巻にはいち早くこのアメリカの天 ...

【オトラントの城】イギリス・ゴシック小説の祖・ホレース・ウォルポール作〜あらすじ内容紹介・レビュー

2018/05/15  

作品概要 イギリスの貴族ホレース・ウォルポールの「オトラントの城」(1764年)は、城という閉ざされた現実空間に幽霊や超常現象が出没するホラー色の濃い物語。ウィリアム・ベックフォードの「ヴァテック」、 ...

ジョルジュ・バタイユ【眼球譚】〜狂気のエロティシズム小説を紹介

2018/05/07  

バタイユのファースト小説である「眼球譚」という作品についての、全然学者っぽくないレビューである。バタイユの本は学者先生たち(論文を書いて給料をもらっている人種)が好んで取り上げる難解さに満ちているため ...

谷崎潤一郎【神童】短編小説紹介〜堕落する天才児が最後に見出したもの

2018/04/24  

中公文庫”潤一郎ラビリンス”シリーズⅢに収められている「神童」という短編を紹介。 潤一郎ラビリンス このシリーズは谷崎潤一郎の中短編小説をまとめたもので、あまりにも面白いので全16巻を奮発して買ってし ...

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