※この記事は2017年12月4日に初回公開されたものを、現在の状況に即して一部加筆・再編集したものです。
上の画像は、筆者が今日のお昼に食した麺屋奏「豚そば」そのままの姿である。この上ない満足感に浸りながら、消化する間も惜しんでこうしてキーボードを叩いている。
🍜2回目(2018年8月)はこちら→【麺屋奏(かなで)】「豚そば」を食べてきた〜二郎インスパイア店レビュー
ついに「豚そば」
過去には水曜と木曜、それぞれ「汁なしラーメン」と「つけ麺」のみ提供されていた日に訪れ、「豚そば」には振られ続けていた。ようやく念願が叶い、再訪を果たせたのが今日である。
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圧倒的な美味さ
これは反則級の美味しさだった。立川で本家・二郎にハマり、野猿街道店をホームとしていた筆者にとって、この地方のインスパイア系は常に期待と不安が入り混じる存在である。
しかし、麺屋奏の「豚そば」は久々の再訪でも驚くほど進化していた。看板メニューとしての完成度が一段階上がった印象だ。
野菜の下に眠る肉
一見シンプルな見た目の一杯だが、シャキシャキ野菜の下には柔らかく味が染みたチャーシューがしっかりと鎮座している。卓上の唐辛子やブラックペッパーをふりかけ、カラメ(味濃いめ)は避けてタレを好みで野菜にかけるのが筆者流。
ニンニク増しコールは恥ずかしくて控えたが、デフォルトでも十分満足できる量だった。
極太麺の満足感
通常最大250gの麺量。今回は以前にも好印象だった極太麺を選択。ゴワモチの食感が食べごたえ抜群で、丼の中身がなかなか減らないのが嬉しい。
開店直後の11時に訪問し、先客は5人ほど。3食ずつのロット調理らしく、着丼まで約12分。ボリュームにも納得。
宮城県の中で頭ひとつ抜けた存在
県内にもインスパイア系は点在しているが、「二郎が食べられないから代わりに」ではなく、「ここに来るために遠征する価値がある」店は限られている。泉のヘルズキッチンとこの麺屋奏は、その中でも特に完成度が高いと感じている。
ちなみにラーメンビリーは価格と味のバランスが合わず、筆者的には再訪する気にはならない。最近はもっぱら安定の山岡家で済ませることが多い。
上品な二郎?
どこか気取った雰囲気のない、心地よい店内。殺伐さはなく、BGMも落ち着いた若者向けの選曲。見た目はワイルドでも、味わいは調和の取れた「上品な二郎系」と言ってよい。
満腹感だけでなく、どこか幸福感を与えてくれる一杯。これを知らずに通り過ぎるのはもったいない。
ただし…
人気が出たせいか、近年は初期のような謙虚さや気配りが感じられず、スタッフの対応がどこか横柄に映ることもある。「客=家畜」とまでは言わないが、心なしかそう感じる瞬間も……。
店の進化とともに味は洗練されていったが、接客については昔の方が良かったかもしれない。
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