「 takaの記事 」 一覧

【ハビアン】『南蛮寺興廃記・邪教大意・妙貞問答・破堤宇子』レビュー、紹介〜仏を捨て神を捨てた男の哲学

2020/11/25  

東洋文庫 この本は平凡社の有名なシリーズ”東洋文庫”第14に入っている。図書館などで検索するときは”南蛮寺興廃記”で打ち込むと良い。芥川龍之介の「るしへる」で登場する”破堤宇子”だと出てこない場合があ ...

【精講 漢文】前野直彬先生著〜紹介・レビュー ちくま学芸文庫 最高の漢文勉強本

2020/11/11  

帯 ちくま学芸文庫さんは、ポケットサイズで本格的学術書が読めるシリーズである。本書『精講 漢文』の帯には「中国の歴史や文化も学べる 伝説の参考書!」とある。本レビューの目的は、力の限りこの「伝説の参考 ...

【芥川龍之介】切支丹物・レビュー〜日本の信仰と西洋の信仰が出会う時

2020/11/09  

テキスト 使ったのは岩波文庫版『奉教人の死・煙草と悪魔』という作品集で、芥川龍之介のいわゆる”切支丹物”の短編が13作も入っている。芥川といえば個人的に”王朝物”なる平安時代の短編から強い興味を持って ...

【方丈記】鴨長明 レビュー・感想〜高校時代の授業と思い合せて

2020/11/08  

教師 学校で習う、平安時代末期から鎌倉時代初期を生きた鴨長明の古典随筆文学『方丈記』は、おそらく人生で読むのは3度目であろうと思う。3度目の正直ということで、ようやくこの作品をまともに味わえる日が来た ...

【竹取物語】岩波文庫版・レビュー〜誰もが知る「かぐや姫」のお話

2020/11/07  

概要 「かぐや姫」の昔話は日本人ならば誰しも子供の頃に聞いたことがあるだろう。『竹取物語』がそれだ。ある漢文の教科書に言葉はまず話され、聞かれるのであって、文字というものは後から付け加えられるのだ、と ...

【般若心経】中村元訳・岩波文庫より〜”馬の耳に念仏”に付いて考える

2020/11/06  

中村元 ”馬の耳に念仏”はうまく真理を言い当てている。日本の東北の田舎に生を受けながら、今までこの経の有り難み(と言おうか)がわからなかったなんて!ちなみに実家は曹洞宗で葬式や命日では必ず和尚さんの念 ...

【夏目漱石】『坊ちゃん』レビュー〜荒くれ新米教師の奮闘記

2020/11/05  

概要 新潮文庫で読むのが好きな夏目漱石、『坊ちゃん』は本文180ページ弱ですぐ読み終わる。反対に読み応えを求める人には500ページ越えの『吾輩は猫である』が良いだろう。『坊ちゃん』は書き下ろしだったよ ...

【万葉集】柿本人麻呂・和歌〜ひむがしの 野にかげろひの 立つ見えて〜レビュー

2020/10/30  

和歌 高校の頃誰でも習う、脳天の奥底に記憶させられ焼き付いているこの和歌、 東(ひむがし)の 野にかげろひの 立つ見えて かへり見すれば 月かたぶきぬ は『万葉集』に納められている。全訳古語辞典などで ...

【清少納言枕草子】岩波文庫レビューシリーズ「第九段」うへにさぶらふ御猫は、〜

2020/10/29  

シリーズ第2回目。今回は動物愛護団体から苦情が来そうな、当時の宮人のサディステイックな性格を垣間見る驚きの内容。 これをワイルドととるか、野卑ととるかは私たちに委ねられている。 御猫 陛下の可愛がって ...

【清少納言枕草子】岩波文庫レビューシリーズ「第八段」大進生昌が家に、〜

2020/10/28  

恐れ多くも最近ハマりつつある古典しかも超大御所『枕草子』をレビューする企画第一回目。 学者のみか多くの小説漫画などに取り沙汰され、今さら筆者などの出る幕では一切ないが、自らの嗜好には勝てず。無謀にも試 ...

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