小説 【閉ざされた城の中で語るイギリス人】マンディアルグ作品から考察する精神的な「閉鎖」についての論考 題名「閉ざされた城の中で語るイギリス人」はマンディアルグのポルノグラフィック小説であるが、発表当初の題名は単に「イギリス人」、さらに下書きの段階では主人公の名をとった「モンキュ」だった、と作者はガリマール版の序文で語っている。作者は発禁処分... 2020.04.11 小説評論
エッセー 【緊急事態宣言】に寄せて〜「新型コロナウィルス」に対する政府の対応について思うこと 政府の対応新型コロナウィルスの政府の対応を見て、改めて自分自身が日本国民であると気付かされた。日本人として生まれずっと日本国籍で登録されている私は、日本という国に生きておりその人間なのだ。普段私は生きている人間と会話せず、さらに日本人とは死... 2020.04.10 エッセー
哲学 【サイン】予兆について。および上から見る心の露出。さらに視聴覚の原型。宝石。 ユピテル2020AD.仙台の上空に明け方の早い時間に東の方角を見てみよう。木星(ユピテル)、火星(マルス)、土星(サトゥルヌス)3つの惑星(wandering planets)が木星を先頭に並んでいるのが目視できる。木星はその圧倒的な輝きで... 2020.04.05 エッセーオリジナル哲学
日常 【ダンテの地獄巡り】COVID-19パンデミックに寄せて〜日本編(Japanese Version) ダンテダンテの『神曲』地獄編で、あたかも呪詛が考え出した壮大な建築のような地獄の構造を皆さんご存知だと思う。すなわち「一切の希望を捨てよ」の門から始まり、ダンテは先達のウェルギリウスに保護されながら下へ、ひたすら下へと降る(決して上にではな... 2020.04.03 オリジナル日常評論
エッセー アルゴスの眼と現代ネット文明|ヘルメスに殺された観察力と電力依存のテクノロジー 【アルゴス】百の眼を持つ巨人と現代テクノロジーの啓示──ヘルメスが屠った“観察の力”1. 百の眼──現代のアルゴスとして私たちはいま、2020年の世界に生きている。インターネット、Mac、iPhone、そして人工衛星。これらがあれば、ごく普... 2020.03.31 エッセーオリジナル
詩 【空気】私たちが吸う雑草等植物が太陽と大地で光合成し浄められる二酸化炭素 AIREt, quand nous respirons, la Mort dans nos poumonsDescend, fleuve invisible, avec de sourdes plaintes.ボードレール『悪の華』「読者に... 2020.03.28 オリジナル評論詩
エッセー 原宿駅旧駅舎に別れを告げて──96年の歴史と青春の記憶 【原宿駅旧駅舎】さようなら、思い出の木造駅舎に──記憶と名残り、そして贈る言葉旧駅舎との別れある日、コロナ禍関連の動画を観ている中で、JR原宿駅が新駅に移行し、長年親しまれてきた旧駅舎が解体されるというニュースに出会った。映像には、夜の帳が... 2020.03.22 エッセー
哲学 【太陽】象形文字としての肉眼視覚可能な天空の光る大きな物体 太陽神エジプトの死者の書がまず”太陽神ラー”への讃歌から始まっているわけを考えた。「彼ら神官は物体としての太陽を崇めたのではない。肉眼で見れる太陽を見ることに注意を集中させたのである。太陽は「善」「唯一者」「原因」「光」「命」などの言葉の象... 2020.03.18 哲学評論
エッセー 【アルジャジーラ】超硬派な感じのカタールのニュース放送 夢高円寺南に、かつて”王様の室(おうさまのへや)というファッション・ヘルスがあったのは伝説。マットはなく昔ながらの共同シャワー利用のアヘアヘ施設である。現在は名前を変えて同店舗で営業しているような気もするが、筆者の知る由もない。今私が夢を見... 2020.03.17 エッセー
エッセー 【時間稼ぎ】コロナウィルス収束の見込みに付与される期限 天体「時間稼ぎ」「様子見」なる言葉がある。似たようなニュアンスに「時が解決する」など。つまりどうしようもない八方塞がりの状況や、苦悩苦難のどん底に落ちてその解決策が見つからない場合など、昔の人の知恵というか、諺として言われる。自然は別に人間... 2020.03.15 エッセー評論