預言
聖書には「天地は滅びる」と書かれている。またマンディアルグは書名『全ては消えるだろう』によって「全ては消えるだろう」と預言した。いずれにしてももし全てが消えるのならば、それは人類の歴史と文明の終わりを意味する。
人類の歴史と文明の完全な消滅は、「全てが消える」ことで成就する。そしてその完全な消滅とは、とらえることのできないほどの原子よりも、もっとバラバラに天地が解体され、吹き飛ばされることである。このことは聖書に「籾殻が風に吹き飛ばされ、火で焼かれるように」と書かれている。
太陽風
これを読むと通常の人ならあるわけない、あり得ないと感じるだろう。私もそうだった。これほどしっかりした天地を、一体どうやって滅ぼすのだろうか。それは聖書の預言者が罪人を恐がらせるために大げさに書いたに違いないと。
またこれらの大いなる文明。全世界に広がった大都市の明かりが消えるなど、どうやったら可能になるだろうか?そんなものがあるとしたら核兵器しか思いつかない。でも世界中の核兵器を集めたって全人類を滅ぼせるとは思えず、ましてや天地をなど、である。
人工衛星
ではどうして天地が滅び得るかを説明しよう。これは私たちが自慢している科学が、ごく最近発見したことなのだ。
私たちの住んでいる海・陸からなる地上が、地球という星のほんの外郭にあたる地殻の表面に過ぎないということは、誰でもよく知っていると思う。そして天を大気圏ととるならば、これらの世界は簡単に原子よりも細かい塵にまで吹き飛ばされ、分解され得るということである。
私としてはこれを岩に張り付いた苔を引き剥がすようなイメージとして想像する。つまり地球が火星のように丸裸にされ、大気と地殻が太陽風によって吹き飛ばされ、燃やされ、宇宙空間にばら蒔かれるからである。
銀河宇宙線
その後どうなるかわからない。しかし、上に述べたような現象は常に起き得る状況にあることが、科学によって解明されている。それはただ起きていないだけで、地球がそうなるだけの条件は全て揃っているのでる。
なぜそれが起きないかは、地球の発する磁場がバリヤーになって太陽風から星を守っているからである。この磁場がなければ地球は瞬時に火星のようになると言われている。つまり火星は地球の未来の姿の見本として、人類に対する教訓のように置かれている。
これがマンディアルグの預言の意味する事である。「全ては消えるだろう」こと、これは実現しうる項目なのである。
地磁気
地球の核から発する磁気は制御不能である。神は完全性の中に不完全性を、規則性に不規則性を、秩序に無秩序を混入するのを好む。つまり円があれば歪に、三角形があれば歪み、といった風に。
神が有するこの無秩序性、不規則性がなかったなら、もっと宇宙は単純であったろうし、不完全だったろう。そのように地球の磁場は一定でなく、太陽に叩かれるドラムのようにバウンドしているという。しかも太陽もまた制御不能の星であり、不規則にCME(coronal mass ejection)を発している。参考🔽
https://earthobservatory.nasa.gov/images/43191/solar-flare-and-coronal-mass-ejection
この事実は2013年以降運用されている、ESA(european space agency)の3基の地球の磁気観測用の人口衛星SWARMが測定したところであり、すでに図面化され、年々積み重なるデータとともにますますはっきりした内容となっている。参考⬇️
https://www.esa.int/esearch?q=swarm
メシア
終わりが来る条件は全て揃った。最後に救世主について少し述べる。
この世の終わりにやって来るという「人の子」は聖書上の意味ではアダムの子孫全員が一つになるところの単数形である。アダムは親を持たない原型だからである。イエスの口を借りて預言された「人の子」は雲の上に乗ってやって来る。
また終わりの時に「人の子」の徴が天に現れる、とも。人の子の徴とは通常極地でのみ観測されるオーロラである。終わりにはオーロラは全世界で見られる。なぜならオーロラは磁場の乱れに太陽プラズマが入り込む時に見られる現象だからである。
ゆえに終わりの時には全世界の地球の磁場が乱れるためそのようになる。古代の預言者は、人の子が乗って来る雲のことをそう(オーロラと)言ったのである。