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【アバドン】底知れぬ穴の天使〜黙示録の蝗とはCOVID-19なのか

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無限

小学校低学年の時休み時間に友達とふざけて「無限」についてじゃれ合った。宇宙の外はどうなってるのだろう、外があるならその外はあるのだろうか。また手を小さくどんどん切っていったらどこまでも小さく切れる。頭がおかしくならないか?

もう考えるのはやめよう、そう決めて私は大人になった。ギリシャの哲学者アリストテレスはそんな無限の問題について一冊の本まで書いている。『自然学』である。そう、たとえ頭がおかしくなりそうでも、真剣に、勇敢に知性の冒険を無限に対し挑んでこそ男子と言える。

蠍の毒

ヨハネ黙示録の第5の喇叭が吹かれると”アバドン(破壊者)”を王として戴く羽の生えた蠍のような蝗の群が解き放たれる、と記されている。蠍の毒はもともと哺乳類を殺す力はなく苦しめるだけで、防御能力なのだそうだ。

そのように蝗も人を殺す力までは与えられず、かつ人だけを苦しめて損なって、緑の植物までは痛めつけられないのだという。

蝗の群

さてこの空飛ぶ蠍の群は軍隊のようで、小さい体にライオンの歯と人の顔、長い髪の毛、鉄の胸当てを着けている。彼らは竃の煙の中から出現する。煙は”底知れない穴”から立ち昇る。”底知れない穴”は空から地に落ちてきた一つの星が、その与えられた鍵により開く。

”底知れない穴”とは一種黒い無限を思わせる。白い無限がその反対物である黒い無限は、”底知れない穴”を表すのにもってこいだ。例えば、赤い新車が道路の上を走っているが、道路の砕石の下には地球の大地の腸があって溶岩が流れているようなもの。

それらの腸が現れれば車は走らない。どこにも行かない(車とは走ることでどこかへ移動する乗り物だから)。

深淵

黒い無限には時間がなく、ボードレールの言葉を借りると「深淵は常に渇き、水時計には水がない」または「舞台裏に去る風の精と同じく、蒸気のような快楽は地平線に逃げるだろう」。惡の華『時計』の中の詩句である。

そうだ、最後には必ず”時間切れ”となる。黒い無限には時間も空間もなくいかなる存在もない。いかなる声も形も光もない。そういった性質の穴が天から落ちてきた星によって開けられる。そこから煙が生ずる。煙からイナゴ蠍軍隊が発生し、地を襲う。イナゴは五ヶ月の間人間を苦しめるのだ、という。

コロナ

COVID-19がこの蝗であると私は思う。ここまで記事の種明かしを隠してきたのには別に理由がない。去年こうだったから、前もそうだったから、今回もそうしよう、という、惰性的な計画と実行は老衰の兆候以外の何であろうか?

ただはっきり知覚できるのは人体が骨肉と髄・血液・内臓・粘液と糞尿から成る構成物体ということだけはわかった;だがあれらのSRC造の細胞は?あれらの乳飲み子は?雌豚は?

謎は多いが、文字は腐っている。どこからどこまでが前で、どこから食堂なのかは誰も知らない。

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