噂のアメリカの人気海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(Game of Thrones)について紹介!
「ゲーム・オブ・スローンズ」とは
タイトルが「ゲーム」のため最初ストラテジーかロールプレイングかよと思わせられる。しかしこれはドラマである。
現在7シーズンが進行中で出ており8シーズンで完結予定。舞台背景は中世ヨーロッパのファンタジー・冒険ものっぽいが、SF要素はそれほど強くない。
最初観ていると純粋な西洋の時代劇つまり中世大河ドラマかなという感じで進むが、徐々に魔術やドラゴンなどの出現で幻想世界が膨らんでいく。
キャストとストーリー
出て来る俳優はシーズン1ではショーン・ビーンがスターク家の領主で登場する。かれは映画俳優で「007ゴールデン・アイ」や「トロイ」のオデュッセウス役で知られる。また昔「RONIN」の小者役でロバート・デニーロにいじめられた。
この俳優の存在感と吸引力で、シーズン1は重厚な仕上がりで目を放せないほど面白くなっている。またキングス・ランディングという中心的王国の王妃である役に、レナ・ヘディが出ている。
彼女は「300」でジェラルド・バトラーの王妃役もしている。このドラマではキーラ・ナイトレイっぽい若作りになっているため、けっこう美人で熟女好きにはたまらない存在で目を楽しませてくれる。
他にもどこかで観た覚えのある映画俳優がけっこう出ていて質が高い。監督はシーズン1はほぼ一貫していたが、2以降は各エピソードごとに変わったりして色々な出来が楽しめる。
それらの登場人物が様々なシチュエーションの中で活躍するのだが、物語のメインとなるのは七王国の統一とキングス・ランディングにある鉄の玉座(Throne)を巡る争いである。
マップと地形
ドラマには広大なロールプレイング・ゲームのようなマップ設定がある。各地に王座があり各王が統一を目指して王都へ攻めのぼる。
仇を打つ者、かつての栄光を取り戻す者、正統の権利を得んとする者、追っ手を逃れる者などが入り乱れる。
と聞くと話がわかりづらくなる気がするが、その心配はない。ドラマのオープニングで必ず流れる映像には、地図が3Dで映され話に関係のある都市や町の位置関係が示される。
主なところではマップの中心に首都キングス・ランディングがある。そして最北端に「ウォール」と呼ばれる巨大な壁がある。「ウォール」の先には無法地帯があって野蛮人や不死の怪物がいるのである。
「ワールド・ウォー・Z」の壁に似ており、ゾンビみたいな連中が南に入ってこないための要塞である。「ウォール」に近い都市としてウィンターフェルがあり、ここはスターク家の城である。
海を隔ててドラゴンの継承者を名乗る王妃が進んで来る。各地に王がおり王妃がいる。誰がこの七王国を統一して鉄の玉座に座すのであろうか。
キャラクターの良さ
このドラマが面白い理由の第1は登場人物のキャラクターの濃さ・ユニークさである。一番強烈なのはインプと呼ばれる渋い顔をした小人など。
第2、女性が綺麗。もちろん男性もイケメン揃い。男の立場で言うと美女揃いなのは非常にありがたい。娼館や寝室が舞台になることも多いので、ポルノ並のエロいシーンがたっぷり見れる。
中毒になる理由
海外ドラマは両手で数えて余りあるほど多く、その全てを観ることは人間の一生では不可能だ。動画視聴サービスも色々あって、オリジナル作品も含め各社イチオシの海外ドラマを紹介してはいる。
ハマる海外ドラマとしてよく話題に上るのは「ブレーキング・パッド」なんかもあるが、私は1エピソードから観るのが進んでいない。
中毒になるものとして代表的な「24」がある。これを超えるのはなかなかありそうもない。しかし「ゲーム・オブ・スローンズ」も負けてはいない。
こういう続き物のドラマがハマらせるためには、最初のエピソードがとても重要なのは言うまでもない。まず最初が面白くなければ誰も2回目なんか観ない。
1回目が面白くたってそのあとがダラけたらもう観ない。みんなそんなに暇じゃないのだから。そう、こういう連続物のドラマは飽きさせないこと、ダラダラしないことが大切。
「ゲーム」は1回目の最初の10分が面白いので、そのまま観てしまう。するとまた観たくなって、止まらなくなるのだ。
面白いための要素はスリル、恐怖、血、戦いなどがある。これらは観る人を惹きつける。「ゲーム」の冒頭は黒魔術的な不気味さで始まり、ゾンビのような怪物の登場で効果的ショックを与える。
これは面白いドラマなのでぜひ観るべき。映画通の筆者がお勧めする。昼間から延々と観ていられるくらい面白い。 😎