評論 【アバドン】底知れぬ穴の天使〜黙示録の蝗とはCOVID-19なのか 無限小学校低学年の時休み時間に友達とふざけて「無限」についてじゃれ合った。宇宙の外はどうなってるのだろう、外があるならその外はあるのだろうか。また手を小さくどんどん切っていったらどこまでも小さく切れる。頭がおかしくならないか?もう考えるのは... 2020.03.14 評論
エッセー 【マスク】高額転売禁止法律の制定と闇取引の台頭の影に潜む罠についてのエッセー 巷に横行する「マスク不足」によるパニックについて思ったことを書いていく。コスト一応年数千円のコストを払いモラルぎりぎりとまでは行かずともざっくばらんな境界線を保持している、一平凡なサイト運営者の特権として「マスク不足」とそれに付随して起こっ... 2020.03.13 エッセー
哲学 【悪魔論】”悪魔”について(1)〜存在・特性・起源など実在に基づいたレポート 空気悪魔という存在については古来から論じられてきた。最も一般的な意見は悪魔は空気と同じという考え。悪魔はスピリットなので質量ではない。にも関わらず空気という元素に一番近いか、同じものと見なされる。スピリット・イコール・風である。今回は本に書... 2020.03.11 哲学
詩 【Book of Jasher】「義人の書」洋書レビュー〜退屈な歴史書の中に奇妙な果実を拾う 概要今回は実に退屈な本の紹介。"Book of Jasher"は旧約聖書の各部分で言及されている書物の1つであり、現存する唯一の本だそうだ。これの英訳がすごく低価格だったために、衝動買いしてしまった。内容は一言でいうと創世記と出エジプト記の... 2020.02.24 エッセー詩
哲学 【ATALANTA FUGIENS】「逃げるアタランテ」EMBLEMA X.〜火には火を、水銀には水銀を与えよ、そして君は満たされる "Da ignem igni, Mercurium Merucurio, et sufficit tibi."加算第4の”兄と妹の結合”にもニュアンスがやや似る。火には火を与え、水銀には水銀を与えよ。与えよ、と書いたが同じものに同じものを足... 2020.02.17 哲学
哲学 【ATALANTA FUGIENS】「逃げるアタランテ」EMBLEMA.IX〜老爺を木と共に露の家に閉じこめよ、その実を食べ彼は若返る "Arborem cum fene concludein rorida domo, et comedens de fructu ejus fiet juvenis."露露は『沈黙の書』でも言及されている聖書の神の恵みに他ならない。息子を祝福... 2020.02.16 哲学
エッセー 「禁欲」と「節制」の違い〜欲望に忠実なのが節制、嘘を付くのが禁欲 「禁欲」「節制」について、難しくないエッセー風の論考。禁欲「禁欲」とは己を欺き、己の欲望を捻じ曲げ、押し隠そうとすることである。例えば友達から詰られ、馬鹿にされるとする。君は腹が立つとする。ならば相手に報復すべきである、しかもこそこそせずに... 2020.02.15 エッセー
哲学 【第三エノク書】グノーシス的カバラ・ヘブライズム文書の最高傑作!! "The complete book of Enoch"なる本を、これで一読できたのであるが、これは私の”The best book" オブ・洋書の一冊に入る。The best book of 洋書の条件は、読むのに辞書引きや文体解読などの... 2020.02.13 哲学評論
哲学 【第二エノク書】感想・レビュー あるいは古代人の感覚について 黙示「第一」のレビューでエノク書がやや退屈でつまらないと書いた。続けて「第二」を読み進めながら、あまりのくだらなさに挫折しそうになった時、某サイトでエウアゲリオスの『覚知者』(Gnousticus)という著作を読み、非常な衝撃を受けた。する... 2020.02.10 哲学評論
哲学 【ATALANTA FUGIENS】「逃げるアタランテ」EMBLEMA VIII.〜1個の卵を取りそして火の剣で打て "Accipe ovum et igneo percute gladio."概要このエピグラフは「逃げるアタランテ」でも最もポピュラーではないだろうか。澁澤龍彦の紹介で掲載されたこともある、この絵はどのようなものかというと;画面左側に暖炉の... 2020.02.09 哲学