【聖体拝受と自然の恵み】パンとワインが築く肉体と永遠の命

哲学

御身らよ、耳を傾けよ──われらは飲み物と食べ物によって造られし者なり。 初めより、われらは口を与えられた。口より飲み物食べ物を受け、腹に納め、後には排す。 胃袋もまた、天地創造の設計により賜りし器なり。

われら、口と胃袋を与えられし者は、日ごとに自然より飲食物を授かる。 もし飲み食いを絶つならば、肉体は萎み、いずれ無へと還るであろう。 このことにより明らかなり──われらの肉と骨は飲み物食べ物により築かれ、われらは絶えず恩恵を受くる者にして、地より養われる者なり。

見よ、飲み物食べ物は、地より、太陽より、天の恵みにより産出される。 われらの手ずから造るにあらず。ゆえにこれを「もらう」と呼ぶのだ。

肉を食す者よ、ワインを愛する者よ──これらは数ある賜り物の中でも甘美なるものなり。 されど記せ、肉もワインも、地と陽光の産み落とす子らなり。

もし肉とワインをもって人の体が養われるというならば──あえて言わん、われらは肉とワインにより造られしものなり。これは比喩にあらず、深き真理を内包する譬えなり。

地と太陽が産むパンとワインをもって、人は日々を生きる。 それゆえ、飲食物は命そのものであり、肉体の命脈をなすのである。

パン

聖なる書に記されしはこれなり。 主は御身の肉をパンと呼び、血をワインと称された。 そして仰せられた──「わが肉を食し、わが血を飲め」と。

主は言葉なり。ゆえに、主の言葉を飲み、食し、生きよとの戒めなり。 それは死すべき肉体のための糧ではない。死なざる魂の糧、永遠の命の糧なのである。

地と太陽が産むパンとワインによって養われし肉体は、やがて死に、朽ちる。 されど主の言葉は死なず、その言葉を飲み食いする者もまた、死なず、朽ちず、永遠に生きる。

聞け──死なざる体を築く、それこそが主の言葉によるパンとワインなのである。

ネクロマンシー

されど、これを信じぬ者らが現れる。 彼らは必ず滅びるであろう。

無知も、貪欲も、好色も──これらは昔より人間に纏いつきし罪であり、時の流れに連なりしものである。 これらのみで滅びることはない。 ソドムとゴモラの如く、古き世にすでに知られしゆえに。

だが、いま、この時代──かつて無きものが現れた。 宇宙においてすら許されざる、無限の秩序をも冒涜する、恐るべき言葉── 傲慢と不遜にして、天地を揺るがす呪文が──。

見よ、その呪文は、昼も夜も、万人の口の端に、耳の窪みに、絶え間なく往来している。 彼らの魂を蝕み、滅びへと誘う、見えざる病なのである。

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