天文学 「天頂」についての論考〜観測地点の天球内で最も高い位置にある点 第一原因「知識とは何か」かつてソクラテスはそう問うて、結局誰も知識とは何かを分かってないという論破をした。のみならず自分自身「私は何も知らない」と認めた。こんなことから書き始めたのは筆者自身も、何がいったい知識なのか、ソクラテスのように迷宮... 2018.11.27 天文学
天文学 古代アレクサンドリアの悲劇の女学者 ”ヒュパティア” を回想する 映画「アレクサンドリア」レイチェル・ワイズ主演の2009年の映画「アレクサンドリア」は以前動画視聴サービスで観て、あまり面白くなかったのを記憶している。その時は彼女演じる”ヒュパティア”なる女性のことを知らなかった、というのが大きい。なんか... 2018.11.26 天文学
哲学 【プラトン】「ゴルギアス」弁論術について〜罵倒される哲学者 この対話篇は少し長いけれども読みやすい;しかし倫理的・道徳的内容のために、現代の若い読者にはやや退屈な思いをさせるかもしれない。だが読み終えれば有益なこと請け合いの名著でもあり、休憩しながらでもいいので一度読了してみるとよい。時と場所紀元前... 2018.09.11 哲学
哲学 【アリストテレス】地震と天界の関係とは?『気象論』に見る古代哲学と予知思想 地震はなぜ起こるのか?|アリストテレス『気象論』と古代の予知思想を読む“古代ギリシア最高の知性”とも称されるアリストテレス。その著作『気象論』では、雷や風、雨だけでなく「地震」までもが扱われています。本記事では、この古代の哲学者が地震をどう... 2018.09.10 哲学
哲学 プラトン『国家』レビュー|死後の世界と輪廻転生──エルの物語(前編) プラトン『国家』レビュー|死後の世界と魂の輪廻──圧巻「エルの物語」(1)※本記事は、岩波書店版『プラトン全集』(藤沢令夫訳・解説)を主たる参照資料としています。ピュタゴラスとオルフェウスの影『国家』第10巻の最終部に現れる「エルの物語」は... 2018.08.29 哲学
哲学 プラトン『国家』レビュー|魂の選択と運命の糸──エルの物語(後編) プラトン『国家』レビュー|魂の選択と運命の完成──エルの物語(後編)※本記事は岩波書店版『プラトン全集』(藤沢令夫訳・解説)に大きく依拠しています。◯前編はこちら→【プラトン】対話編「国家」死後の世界について〜圧巻 ”エルの物語”(1)運命... 2018.08.29 哲学
哲学 【秘密】について「秘密」とは何か〜ヘルメス・トリスメギストスの誓い ”3倍偉大な”の意味のトリスメギストス。太陽の光に隠され決して姿を見せない水星にも喩えられる、錬金術の神ヘルメスの教えについて。「秘密」「秘密」は沈黙に相通じる。むしろそれは、語ることができないからこそ秘密と呼ばれるのである。話したいけど我... 2018.08.21 哲学
哲学 【アリストテレス】動物論三篇レビュー|生命の運動・進行・発生をめぐる古代哲学 【アリストテレス】動物論三篇レビュー|「運動」「進行」「発生」から見る生命の根源アリストテレス全集の中から、『動物運動論』『動物進行論』『動物発生論』の三篇をまとめて紹介します。いずれも『動物誌』に続く動物哲学の重要書ですが、今回は「動物部... 2018.08.09 哲学
哲学 アリストテレス『動物誌』レビュー|感覚・運動・存在をめぐる古代生物哲学 アリストテレス『動物誌』の魅力|驚異に満ちた地球の生き物たちを哲学するアリストテレス――古代ギリシャを代表する哲学者にして、あらゆる学問の祖とも呼ばれる人物。その膨大な著作群の中でも、少しユニークな立ち位置にあるのが『動物誌』です。この作品... 2018.08.05 哲学
哲学 アウグスティヌス【神の国】第二巻〜空中を浮遊するダイモーンらについて 聖アウグスティヌスは4−5世紀北アフリカ生まれの教父、聖人。単なるキリスト教の説教師ではなく、ローマで改心するまでには様々な異端の学問に通じた講師であった。母の死の時期に北アフリカに戻り、ついに信仰の生活に入った。「神の国」第二巻(岩波文庫... 2018.07.26 哲学