「小説」 一覧

【エドガー・アラン・ポー】「ウィリアム・ウィルソン」〜ドッペルゲンガーの怪奇な干渉

2018/07/30  

エドガー・アラン・ポーの短編「ウィリアム・ウィルソン」を紹介。ポーの小説はどれを読んでもたいてい面白いが、これは中でも最高傑作のひとつ。 ドッペルゲンガー もしあなたにいつも側にくっついてきて、あなた ...

【マンク】〜修道僧が悪魔と契約・少女を陵辱〜M・G・ルイス作ゴシック小説紹介(3)

2018/07/28  

眠り薬で監禁された乙女を、地下墓地の暗闇内で犯し続ける修道僧についに破滅の魔の手が迫っていた。アンブロシオは死刑から逃れるためについに悪魔を呼び出し、契約書にサインする。シリーズ3回目。 ●1回目、2 ...

【マンク】〜修道僧が悪魔と契約・少女を陵辱〜M・G・ルイス作ゴシック小説紹介(2)

2018/07/28  

男ばかりの修道院内に潜り込んだ本物の女と淫らな行為に耽りながら、アンブロシオは今度は15歳にもなっていない、とてつもない美少女アントニアにぎらぎらした情欲の眼を向け始める。シリーズ2回目。 ●1回目は ...

【マンク】〜修道僧が悪魔と契約・少女を陵辱〜M・G・ルイス作ゴシック小説紹介(1)

2018/07/28  

🌟なかなか面白い作品なのにあまりにも人々に知られていない。買うには古書で高額。なのであらすじ・ストーリーを<3回>にわたり、かなり詳しく紹介していく。 この小説は高い評判の有名な修道僧が肉欲に狂い、終 ...

マンディアルグ【満潮】短編小説〜従姉妹の唇への激しい欲望

2018/07/19  

マンディアルグ短編集『満潮』は原題"Mascarets"であり、マスカレは海嘯(かいしょう)、潮津波などと訳される珍しい自然現象である。ところで邦題の「満潮」は短編集の最初に収められ、巻末収録最後の「 ...

三島由紀夫【禁色】感想・紹介〜大ヴォリュームのホモ・セクシュアル恋愛小説

2018/07/01  

「禁色」は戦後の作家三島由紀夫の代表的な大長編小説。題名は平安時代の朝廷の官吏が纏っていた服装の名称からとっている。しかし特に深く考えずこの作品を単なるホモ小説として見るならば、禁じられた色欲である” ...

【三島由紀夫】「おすすめ小説」ランキング〜基本ネタバレは無し

2018/06/29  

さて三島由紀夫といえば小説家である。ここに紹介するのは筆者が今まで読んだ三島の小説作品から、特に皆さんにおすすめするものだけを10編ランキングするもの。その手のまとめサイトはあっても世間一般における意 ...

【マンディアルグ】短編集『刃の下』より紹介「螺旋」〜5芒星の都市へと降りるトンネル

2018/06/27  

作者について アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ氏は短編小説家として知られ、日本でも多くの作品が翻訳刊行されている。詩、長編小説、美術評論、旅行記など多くの著作があるにも関わらず、残念ながら全集と ...

【エドガー・アラン・ポー】短編「アッシャー家の崩壊」〜呪われた屋敷と共に滅ぶ理性

2018/06/26  

エドガー・アラン・ポーの1839年発表「アッシャー家の崩壊」は、創元推理文庫ポー全集のしょっぱなを飾る第1巻中に収録されている。面白さ、不気味さ、わかりやすさ共にポーの短編の中でもトップクラスの傑作恐 ...

【マンディアルグ】長編小説「すべては消えゆく」〜20世紀末賢者の預言〜

2018/06/24  

マンディアルグ(1909−1991)の亡くなる4年前発表、最後の長編小説である「すべては消えゆく」は、原題”Tout Disparaitra"であり、正確には「すべては消えるであろう」の未来形である。 ...

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