「評論」 一覧

【第三エノク書】グノーシス的カバラ・ヘブライズム文書の最高傑作!!

2020/02/13  

"The complete book of Enoch"なる本を、これで一読できたのであるが、これは私の”The best book" オブ・洋書の一冊に入る。The best book of 洋書の ...

【第二エノク書】感想・レビュー あるいは古代人の感覚について

2020/02/10  

黙示 「第一」のレビューでエノク書がやや退屈でつまらないと書いた。続けて「第二」を読み進めながら、あまりのくだらなさに挫折しそうになった時、某サイトでエウアゲリオスの『覚知者』(Gnousticus) ...

【第一エノク書】旧約聖書外典レビュー・感想〜「エノク書」って大体どんな本?

2020/02/08  

概説 講談社文芸文庫旧約聖書外典(下)に収録されているらしい『エノク書』;この本にはいくつか種類があるようでややこしい。また文芸文庫は高価であり教文館のもまた然り。こういう時はどうするか。 基本的に聖 ...

【永遠の生命】小学校時代校庭に来た二人の外国人宣教師の話

2020/01/28  

体験談 私が始めて「永遠の生命」なる言葉を耳で聞いたのは、小学校1年生か2年生だったと記憶する;昭和時代どこにでも現れる、現代はどうか知らないが外国人の二人組、若い美しい白人の男性が学校の校庭に来た。 ...

【日本国憲法】講談社学術文庫紹介〜現代日本国家の「最高法規」をあらためて読む

2020/01/09  

概説 この薄くて小さな文庫には「日本国憲法」と付録として「大日本帝国憲法」「教育基本法」「児童憲章」と英訳の憲法が付いている。(新版には日米安全保障条約も付す;これは明らかに安倍政権の憲法改正への強い ...

【 COMPENDIUM MALEFICARUM】グアッツォ『悪行要論』の洋書を紹介。魔女狩りの教科書

2019/11/02  

フランチェスコ・マリア・グアッツォが書いた17世紀頃の本『悪行要論』は、『魔女の鉄槌』(MALLEUS MALEFICARUM)と並ぶ有名な魔女狩り本とされている。さて読んで見て実際どんな本だったのか ...

【ユリイカ】マンディアルグ特集号(1992年9月)古書レビュー

2019/05/22  

雑誌”ユリイカ” 現在も刊行され続けている雑誌”ユリイカ”はネットなどのなかった90年代初頭のイメージだと、やや前衛風を気取ったレベルの高い文芸誌といった感覚だった(今はどうなのか知らない)。当時詩人 ...

【エジプトの死者の書】E.A.Wallis Budge"アニのパピルス”〜太陽神ラー讃歌に寄せて

2019/05/19  

「エジプトの死者の書」 この名で呼ばれる専門書を出版しているのはE.A.ウォリス・バッジで、中でも保存状態が素晴らしい”アニのパピルス”のテキストは有名。氏はエジプトの神聖な象形文字”ヒエログリフ”を ...

【マルキ・ド・サド】「閨房哲学」澁澤龍彦訳〜エロティックな寝室で展開される悪の教育

2019/02/26  

フランスの作家アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ氏がその小評論「ジュリエット」のなかでも絶賛している、サドの「閨房哲学」をレビューする。 「ジュリエット」 「ジュリエット」はマルキ・ド・サドの長編 ...

【谷崎潤一郎】「文章読本」紹介〜日本文学の第一人者による”文章作成マニュアル”

2018/09/09  

1934年発行、谷崎潤一郎の「文章読本」は日本文学史上の魔術師ともいえる、氏のいわば”文章の書き方”についての随筆である;小説家・文士のみならず、しがないWEBライターや我々通称”ブロガー”にも有益な ...

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