哲学

【チベットの死者の書】欲求を解放することによる自ずからの解脱とは〜ちくま学芸文庫版レビュー(2018年6月最新)

これまでも何回かこの書についての記事を上げてきた。しかし過去に読んだ記憶を元にしていたためいくぶんか混乱した内容に感ぜられた。そのため新たに読み直し、ここに書きあらためることとした次第である。過去のはそれはそれで、そのまま保存してあるので気...
天体観測

【天体観測】目視できない唯一の7大惑星「水星」

水星(Mercury)は太陽の周りを公転している7つの惑星中、最も小さく一番太陽に近い軌道を運動している。言うなれば地上から見るといつも太陽にくっついて動き、大いなる昼の光に紛れて存在を消している。ビジネス社会にもそのようなコバンザメみたい...
小説

【エドガー・アラン・ポー】「早まった埋葬」短編小説〜生きながら棺桶に入れられる恐怖

創元推理文庫には安価な価格でポーの作品をコンプリートできるシリーズがあるのをご存知だろうか。「ポオ小説全集」4巻がそれである。さらに「ポオ・詩と詩論」なる別冊や、全集の2巻にはいち早くこのアメリカの天才を見出してフランスに紹介した、ボードレ...
日常

「山岡家」期間限定【旨辛スタミナらーめん】を食べてみた

5月25日、筆者は遠出の運転と渋滞で疲れて山岡家までたどり着けずに「ラーメンビリー」で昼飯を食った。これはこれで旨かった。しかし後で知るとちょうどこの日から山岡家でなんと新しい期間限定メニューが始まっていたのだった。そしてさっそく全国の山岡...

シェイクスピア【マクベス】あらすじと名言集を紹介・感想など

ウィリアム・シェイクスピアは16世紀〜17世紀に活躍したイギリスの劇作家・詩人。その生涯は「マルドロールの歌」のロートレアモンのように記録が無く、作品の製作時期も不明であり謎に包まれている。邦訳を以前読んだことはあったが、筋が面白いだけでな...
エッセー

【「テレビ」とは何か】テレビが嫌いな方へ〜ヨハネ黙示録との関連について

歴史そもそも「テレビ」は原始時代からあるものではなく、20世紀の文明が産んだ発明である。この機械を構成する部品の開発は19世紀から始まっているようだが、実際に「テレビ」として民衆がこれを手にし、テレビ放送が開始されたのは1941年だった。ア...
エッセー

【床屋】「千円カット」の美点・難点、お店選び・注文の仕方などについて

床屋とは床屋とはそもそも江戸時代の理髪店だった「床店」から派生した言葉。よく人が「床屋へ行く」と言うのは頭髪を切り整える店に行くことを指すが、それが江戸時代の言葉だなど思いもよらない。髪を切る、と言うのが正確だが頭を切る、などと言うと友達に...
小説

【オトラントの城】イギリス・ゴシック小説の祖・ホレース・ウォルポール作〜あらすじ内容紹介・レビュー

作品概要イギリスの貴族ホレース・ウォルポールの「オトラントの城」(1764年)は、城という閉ざされた現実空間に幽霊や超常現象が出没するホラー色の濃い物語。ウィリアム・ベックフォードの「ヴァテック」、マシュー・グレゴリー・ルイスの「マンク」な...
天体観測

【天体観測】肉眼ではじめて見る「木星」

木星見ごろいま太陽系7大惑星のひとつ、木星が天文用語で「衝」を迎えているそうだ。「衝」とは太陽系の軌道上で木星などの地球より外側の惑星(外惑星)が太陽と180°反対側にくることを指す。つまり図形でみて順番に太陽・地球・木星が一直線上になる。...
日常

【ラーメンショップ】「ネギみそチャーシューメン・セット」を食べてみた

*はじめにこの記事はWEB上の資料・データ的価値のために掲載するものであり、いかなる風評被害を狙ったものではなく、いかなる営業妨害を目的としたものでないことを断言します。(筆者)店に行った理由そもそもなんでラーメンショップへ行こうと思ったか...