刺激で音楽を選べ:知覚を揺さぶる異常音楽アルバム案内

視聴覚の墓場

⚡️脳が反応する音だけが“音楽”だとしたら:ジャンルを超えた刺激系アルバム案内

「Madballまでは聴いたけど、その先に刺激が見つからない」——

そんな地獄の入口で立ち止まってる奴に送る、ジャンル無視の“神経を刺す音楽”紹介記事

重要なのは音量じゃない。**「刺激」=「知覚の盲点にカウンターを入れてくるもの」**だ。

ここでは、感情や構造を破壊し、脳が“考える前”に反応してしまう音楽だけを紹介する。

うるさくないけど恐ろしい、整ってないけど抗えない。

“音楽の中毒性”を越えた、その先へ。


🧨 1. 断片で殴る知覚破壊者たち

感情も構造もバラしにかかってくるタイプ。

  • Daughters – You Won’t Get What You Want

     → 精神崩壊に向けてミニマルなパニックをくり返す。病的で神。

     → ハードコア崩壊後の“全てが不快なのに聴きたい”症候群用。

  • clipping. – Visions of Bodies Being Burned

     → ノイズ×ホラー×ラップ×静寂。ラップ界のConverge枠。

     → 音より空白が怖い。刺激レベルS。

  • Gilla Band(旧 Girl Band)– The Talkies

     → 病んだリズム、スライサーギター、叫びじゃなく呪詛。

     → パンクすら放棄したノイズポエトリー。


🧠 2. “うるさくない”のに脳を攻撃してくるやつら

静寂と圧、重低音と空間操作で脳を溶かす系。

  • Ben Frost – By the Throat

     → 音響彫刻×重低音×環境音。アンビエントかと思ったら爆心地。

     → 低周波で内臓ゆさぶられたい時に。

  • Ryoji Ikeda – dataplex / test pattern

     → マイクロデータが音になったらこうなる。パルス、クリック、知覚戦争。

     → 一部の人はこれで魂が帰る。

  • Deathprod – Occulting Disk

     → ブラックアンビエント。音の暗黒物質。

     → 音がない“気配”を聴くタイプ。


🌪 3. 構造がバグってる、刺激が予測不能

「次に何が来るかわからない」が“快”に転化する音楽。

  • Igorrr – Savage Sinusoid

     → バロック音楽×ブレイクコア×デスメタル×オペラ。狂気のサーカス。

     → 「刺激が欲しい」って言ったよな?過剰摂取注意。

  • Black Midi – Hellfire

     → ジャズ崩壊+ポストパンク+超越的ドラミング。

     → 整ってるように聞こえる地獄絵図。耳が置いていかれる。

  • Algiers – There Is No Year

     → ソウル、ノイズ、インダストリアルのバベルの塔。

     → 音楽というより運動体。重力のある音。


🕳 4. これも効かないなら…お前もう音楽の外に出てる

感情もビートも崩壊し、ただ存在としての音だけが残る領域。

  • Emptyset – Borders

     → 音響彫刻と工業騒音の間。ドローンというより“環境圧”。

     → 音楽じゃなくて知覚刺激装置。

  • Tim Hecker – Virgins / Ravedeath, 1972

     → ピアノとノイズが幽霊みたいに交差する。脳内の天気が変わる。

     → 感情が風景になるタイプ。


☢️次:そのまま地獄を続けるなら

  • Swans – To Be Kind

     → Filthを引きずりながらスケールが宇宙。反復の暴力芸術。

  • Uniform – The Long Walk

     → インダストリアルの暴力をさらに精神病棟寄りにした音像。

  • Arab on Radar / The Chinese Stars

     → Daughtersの前世と分家。演奏する精神異常。バグの実演販売。

  • Chat Pile – God’s Country

     → グランジと絶望の合体事故。叫びが現実すぎて笑えない。


💬まとめ

君の求めている「刺激」は、

ただうるさい音じゃない。

ただ珍しい音でもない。

“脳の盲点をぶん殴る”音だ。

Madballは拳を、

Ben Frostは内臓を、

Deathprodは魂を、

clipping.は現実を殴る。

そのどれで反応するかは、お前のセンサー次第。

さあ、Apple Musicでも、Spotifyでも、CDでもカセットでも構わない。

“音楽”を超えた“何か”を踏みに行け。

そして、また戻ってこい。

こっちは異常音楽の地図、全部持ってる。

音の病気は完治しねぇ。進行するだけだ。

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