【チープカシオF-91W電池交換】失敗と成功のコツ・注意点まとめ

日常

※本記事は2020年に初公開したものに、2025年5月に加筆・再編集を加えたものです。

仕様

筆者が愛用しているのは、いわゆる“テロリスト・モデル”とも呼ばれる人気のF-91W。装着感がとにかく軽く、寝るときに着けていても違和感がないのが特徴だ。

安価で気軽に使え、デザインもシンプル。数々の魅力を備えているが、今回は運悪く、購入からわずか4年で液晶が暗くなってしまった。10年以上も電池が持つという話も聞くので、これはハズレを引いたのかもしれない。

ネットには交換方法が山ほど紹介されているが、ここでは筆者が初めて挑戦した際の注意点やちょっとした驚き、つまずいたポイントなどを備忘録としてまとめておく。

用意するのは精密ドライバー。メガネ用のネジが回せるなら問題なし。プラスドライバーに加えて、カバーを外す際にマイナスドライバーもあると便利だ。電池は100均のボタン電池でOK。

手順

基本的にはネットの通りだが、まず裏面の4本のネジを外す。小さいので絶対になくさないよう注意。

次に金属ケースを、ゴム製のカバーからマイナスドライバーでそっと外す。内部にさらに薄い金属プレートがあり、これが電池を押さえている。

電池は液晶の裏側にあるため、どのように装着されているかをしっかり確認しておこう。というのも、接触が悪いと新しい電池を入れても表示が出ず、「失敗した」と勘違いしてしまうのだ。

プレートは4つの小さな爪で固定されており、これをマイナスドライバーで丁寧に外していく。爪を曲げて外す形になるが、取り付ける際には逆方向に戻して固定する必要がある。

電池交換

電池は、黒い両面テープで軽く固定されている場合がある。これは工場出荷時に付けられているもので、無理に剥がしても問題ない。新しい電池には貼らなくても作業に支障はない。

新しい電池を同じ位置にセットする。ボタン電池には大きく「+」の表示があるので、元の電池と同じ向きに配置しよう。

筆者は最初、うまく入れられなかったのか液晶が映らず、あきらめて時計をゴミ箱に捨ててしまった。ネジもカバーも液晶も、買ったばかりの電池も。

再挑戦

ふと古い電池の+マークに気づき、「もしかして入れ方が悪かっただけでは?」と思い直す。使い込んだ時計だし、買い替えるのも面倒。というわけで、ゴミ箱から拾い直して再挑戦。

+マークの位置を微調整しながら試していると、液晶に表示が!歓喜しつつ再度組み直すが、結局ネジの着脱は3回に及んだ。原因は、3つあるアジャストボタンの引っかかり。プレートを元に戻す際、ボタンが噛んでいないかをよく確認すべし。

また、プラスチックカバーの内側にホコリが入っていないかも要チェック。これが意外と気になる。ネットではゴムパッキンが難しいと書かれていたが、筆者的には小さなネジを穴に戻すのが一番面倒だった。

反省

すぐにうまくいかなくても、あきらめるのはちょっと待ってほしい。チプカシは安い時計だが、それ以上の価値や愛着が湧くもの。だからこそ、自分の手で再び動かせたときの喜びもひとしおだ。

初めて電池交換をする人には、思った以上に手間がかかることもあると伝えておきたい。ただ、構造がわかってしまえば簡単でもある。今回の成功で、またしばらくこの相棒と付き合っていけそうだ。

──チープカシオは、電池が切れてもすぐに買い替えず、自分の手でよみがえらせてみよう。

追記:電池交換後、アラームが鳴らなくなった。調べたところ、裏蓋に接触する小さなスプリングを失くすと鳴らなくなるとのこと。筆者はアラームを使わないので問題なかったが、必要な人はこの小部品にも注意を。

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