哲学

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【プラトン】「エウテュプロンー敬虔について」読後〜感想と要約

プラトン全集第1巻に収録岩波書店のプラトン全集の邦訳は、日本全国いたる所に設置された図書館の本棚を潤す貴重な養分である。全15巻をコンプリートするには難しく、中には絶版で希少な巻もあるので図書館では良く管理しないと盗難に会う可能性もある。今...
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【ヘルメス文書】ヘルメス・トリスメギストスの著作とされる謎の文書とは

経緯ヘルメス・トリスメギストスは同一であるローマ神話でのメルクリウス、ギリシャ神話のヘルメスとエジプトの神トートが合体した神である。ヘルメス・トート神とも呼ばれ、トート神は神々の書記官として知られる。両者が合体した背景としてマケドニアのアレ...
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チベット仏教【マンダラ】の意味〜「チベット死者の書」についての考察

マンダラの視覚的効用ちくま学芸文庫版「チベット死者の書」(1991年川崎信定訳)には解説的な意味合いでマンダラが3枚付いている。チベット仏教の密教実践者たちが精神を集中するため、これらのマンダラに向かって瞑想していたと考えてもおかしくない。...
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デカルト名言集【方法序説】あまり知られていない第3部を掘り下げてみる

無駄なページのない本このページ数の少ない思想書の第1部から第3部は、言うなればブログ風でさして面白くないというようなことを私は以前の記事で書いた。しかしこの本はさすがに歴史に残る学者による名著だけあって、一文一句たりとも無駄はないのだと私は...