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【エドガー・アラン・ポー】「陥し穴と振り子」〜ソリッド・シチュエーション・ホラー的短編を紹介
2017/05/08
ホラー映画 創元推理文庫のポー小説全集3巻は名作が多い。モルグ街の殺人、メェルシュトレェム、告げ口心臓などが収録されていて粒ぞろいだ。中でもポーの妖しい狂った世界観が見事に描かれている「落とし穴と振り ...
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【城の中のイギリス人】マンディアルグのエロティシズム小説・澁澤龍彦訳紹介
2017/05/01
マルキ・ド・サド的悪の教典でありながら、マンディアルグ本人いわくシュルレアリスムの代表的な作品。エロティックな内容を含みつつも全体に芸術の奔流が流れており、ただのエロ小説とは圧倒的に異なる。 澁澤龍彦 ...
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マンディアルグ【生首】短編集「狼の太陽」より〜あらすじと感想
2017/04/26
アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグの『狼の太陽(soleil des loups)』に収録されている「生首(La Vision capitale)」は、名実共に優れた作家の最高傑作短編の一つである ...
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エドガー・アラン・ポー【モルグ街の殺人】〜史上初の推理小説・レビューとあらすじ
2017/04/15
推理小説が生まれたとき 1841年、エドガー・アラン・ポーによる記念すべき世界文学史上初の推理小説「モルグ街の殺人」が発表された。モルグ街で起こった残虐かつ奇妙な殺人事件を、オーギュスト・デュパンと「 ...
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【マンディアルグ】小説「大理石」に隠されたシュルレアリスティックな秘密
2017/04/12
題名 アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ(1909−1991)はフランスの作家・詩人。1953年に出版された「大理石」(marbre)を初めて読んだのは、二十歳の時1991年のことだった。人文書院 ...