「 takaの記事 」 一覧

チベット仏教【マンダラ】の意味〜「チベット死者の書」についての考察

2017/05/03  

マンダラの視覚的効用 ちくま学芸文庫版「チベット死者の書」(1991年川崎信定訳)には解説的な意味合いでマンダラが3枚付いている。チベット仏教の密教実践者たちが精神を集中するため、これらのマンダラに向 ...

デカルト名言集【方法序説】あまり知られていない第3部を掘り下げてみる

2017/05/02  

  無駄なページのない本 このページ数の少ない思想書の第1部から第3部は、言うなればブログ風でさして面白くないというようなことを私は以前の記事で書いた。しかしこの本はさすがに歴史に残る学者に ...

【城の中のイギリス人】マンディアルグのエロティシズム小説・澁澤龍彦訳紹介

2017/05/01  

マルキ・ド・サド的悪の教典でありながら、マンディアルグ本人いわくシュルレアリスムの代表的な作品。エロティックな内容を含みつつも全体に芸術の奔流が流れており、ただのエロ小説とは圧倒的に異なる。 澁澤龍彦 ...

車【安全運転】とは〜危険な体験・やってしまった事故などから学ぶ

2017/04/30  

自動車は凶器になる 無事故の人はどのように安全運転に気を配っているだろう。交通の利便の良い都会であれば、あまりクルマに乗ることもないと思う。そのかわり人混みでお互いにぶつからないようにしなければいけな ...

【モーツァルト】の音楽〜映画「アマデウス」でも描かれた天才の素顔

2017/04/28  

ポピュラー性 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791)ほど有名な作曲家はいない。みんなが子供の頃から彼の音楽はテレビなどでよく聴くし、街中、店舗と場所を選ばずキャッチーなBGMが ...

マンディアルグ【生首】短編集「狼の太陽」より〜あらすじと感想

2017/04/26  

アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグの『狼の太陽(soleil des loups)』に収録されている「生首(La Vision capitale)」は、名実共に優れた作家の最高傑作短編の一つである ...

ロートレアモン伯爵【マルドロールの歌】をわかりやすく紹介

2017/04/25  

シュルレアリスム 解剖台の上のミシンと蝙蝠傘の偶然の会合のように美しいー「マルドロールの歌」の中の有名な一句であり、シュルレアリスムの代表的な手法である<デペイズマンdépaysement>なるものを ...

【ルネサンス画家】ヒエロニムス・ボッシュ、ピエロ・ディ・コジモ作品比較・共通点など

2017/04/24  

今回は二人のルネサンス期の画家について書こうと思う。 「シモネッタ・ヴェスプッチの肖像」 上の絵はピエロ・ディ・コジモ(1462ー1521・イタリア)の「シモネッタ・ヴェスプッチの肖像」である。私がこ ...

映画【スターウォーズ】エピソード1〜6総括まとめ

2017/04/23  

スターウォーズ・シリーズは全9作になる スターウォーズは壮大なストーリーとかっこいい宇宙船やライトセーバーのバトルが最高にエキサイティングな映画シリーズだ。1977年に生みの親であるジョージ・ルーカス ...

デカルト【方法序説】〜我思うゆえに我在り〜について考える

2017/04/21  

デスク上のiMacの画面には「ブレードランナー2049」が映写されている。金がなくて買えないジョニーウォーカー12年の代わりに、赤の安物が入ったロック・グラスが置かれている。この酒によく合うキャラメル ...

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