疑似学術地帯 【ストーンヘンジ】巨石に刻まれた古代の詩と神聖幾何学の謎 ストーンヘンジ――巨石に秘められた太古の詩ストーンヘンジは、冬の終わりに差し込む曙光の中に静かに浮かび上がる。毎年夏至には、数万人がこの聖地に集い、巨石越しに昇る太陽を待ち望む。創元社『アルケミスト叢書』の『ストーンヘンジ 巨石文明の謎を解... 2019.04.27 疑似学術地帯
小説の闘牛場 サド『新ジュスティーヌ』レビュー|“美徳”はなぜ破滅するか? 【マルキ・ド・サド『新ジュスティーヌ』】“美徳”という幻想と、破滅への構造はじめに──“新”ジュスティーヌとは何か『新ジュスティーヌ』は、マルキ・ド・サドが生涯で三度にわたり描いた主人公ジュスティーヌの物語の、最終的な結実である。河出文庫版... 2019.04.24 小説の闘牛場
哲学的偏見 ブッダ・神々との対話|サンユッタ・ニカーヤⅠの詩的教えを再読 【ブッダ・神々との対話】詩のように刻まれる言葉──中村元訳『サンユッタ・ニカーヤⅠ』再読ノート(2)岩波文庫という“日常の刃”中村元訳『ブッダ・神々との対話』(サンユッタ・ニカーヤⅠ)は、あまりに身近に置かれている。図書館の一般棚、大学生協... 2019.04.23 哲学的偏見
疑似学術地帯 チベットの死者の書とヤブユムの真意|第1日目の幻視と解脱の教え 【チベットの死者の書】川崎信定訳・第1巻第2章「チョエニ・バルドゥ」第1日目『チベットの死者の書』を抜きにしてチベット密教は語れない。川崎信定氏による緻密な翻訳と註解が施されたちくま学芸文庫版を参照しつつ、第1巻第2章「チョエニ・バルドゥ」... 2019.04.22 疑似学術地帯
ラーメン豚の鳴き声 【麺屋奏】豚そばレビュー|大崎市の二郎インスパイアで味わう極上の一杯 【麺屋奏(めんやかなで)】再び「豚そば」直球レビュー|ジロリアンなら絶対外せない一杯やっぱり「豚そば」しか勝たん久々に訪れた大崎市古川台町の二郎インスパイア系ラーメン店「麺屋奏」。何を食べるか? 迷わず「豚そば」一択。今回写真は若干ずれてい... 2019.04.19 ラーメン豚の鳴き声
哲学的偏見 【LIVEとは何か】宇宙と哲学から考える現在進行形の意味 【LIVE】現在進行形の宇宙と古代音楽の記憶春なのか初夏なのか、季節の境が溶けかかった東北の宵。安ウィスキーを片手に、取り留めもなく流れる思索を記録しておくことにする。内容に期待されると困るので、興味のない方は無駄なデータ通信を節約されたし... 2019.04.17 哲学的偏見
哲学的偏見 【仏教の誤解と真実】原始仏典から読み解くブッダの教え〜『サンユッタ・ニカーヤ』より 【buddhism】仏教の生んだ誤解と原初の主要な教義についての論考〜『サンユッタ・ニカーヤ』より(1)*本記事は中村元氏の訳本・岩波文庫『ブッダ・神々との対話』(サンユッタ・ニカーヤⅠ)に依拠しています。仏教と葬式――広まった誤解日本の片... 2019.04.14 哲学的偏見
小説の闘牛場 マルキ・ド・サド『ソドム120日』青土社・佐藤晴夫訳レビュー|狂気と快楽の文学 【マルキ・ド・サド『ソドム120日』】佐藤晴夫訳・青土社──地獄の饗宴を読む地獄の序文──マンディアルグと“精神の安全弁”アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグが書いた『イギリス人』の序文(澁澤龍彦訳)に、次のような言葉がある。「私は、彼ら... 2019.04.04 小説の闘牛場