哲学 ルネ・デカルト【哲学原理】から導かれる自明な真理について これは17世紀の本。作者はフランスのルネ・デカルト。原文は当時の書物が一般的にそうだったラテン語。地球地球は自転していると、学校で習った。また1年つまり365日かけて太陽の周りを一周することをも。反対に言えば一回の自転が24時間つまり1日、... 2018.03.19 哲学
評論 マルグリット・ユルスナール【三島あるいは空虚のヴィジョン】澁澤龍彦訳〜紹介&レビュー 今回はユルスナールの三島由紀夫論である「三島あるいは空虚のヴィジョン」"Mishima ou la vision du vide"についてである。 世界の三島三島文学にハマるのは日本人のみならず、この高名な女性フランス人作家のように全世界に... 2018.03.18 評論
評論 澁澤龍彦【三島由紀夫おぼえがき】中公文庫版〜レビュー 三島由紀夫の「豊饒の海」をボロクソにけなしたからか、氏の怨念で左肩がメチャクチャ痛い。首ももげそうで頭痛がする程である。だが氏が切られたのは右肩だったはずだ。◯「豊饒の海」劇速レビューはこちら→三島由紀夫【豊饒の海】まとめ〜「春の雪」「奔馬... 2018.03.06 評論
詩 ダンテ【神曲】まとめ(20)〜「煉獄篇」第22歌・第23歌・第24歌 第22歌〜皇帝ドミティアヌス煉獄第五圏で出会った古代ローマ詩人スタティウスは魂を浄化され、ダンテとヴェルギリウスの一行に同行する。スタティウスとヴェルギリウスという二人の高尚な先達の会話を、ダンテは深い尊敬をもって聞く。共に揃って次の煉獄圏... 2018.03.05 詩
詩 ダンテ【神曲】まとめ(19)〜「煉獄篇」第19歌・第20歌・第21歌 第19歌〜セイレーン「怠惰」の煉獄第四圏でダンテは夢を見る。セイレーンという古代の魔女が出てくる。セイレーンは海の怪物で上半身が女の姿、下半身が魚である。その魅惑する歌声で船乗りらを惑わし、難破させたり道に迷わせたりするのだ。神話の英雄オデ... 2018.03.04 詩
小説 三島由紀夫【豊饒の海】まとめ(1)〜「春の雪」「奔馬」レビュー・解説・感想 およそ1965年から1970年死の当日までにかけて製作された大長編小説「豊饒の海」は全4巻から成っている。三島由紀夫自身がこの作品について色々解説しているが、想定があまりにも壮大である上かなり主観的。本記事においては客観性を重視しつつ、レビ... 2018.02.28 小説
詩 ダンテ【神曲】まとめ(18)〜「煉獄篇」第16歌・第17歌・第18歌 第16歌〜怒り煉獄第三圏で浄化を受けているのは「怒りの罪」だった。詩の内容によると地獄の闇よりも濃い暗黒がダンテとヴェルギリウスを襲った。師匠に手を引かれながら盲人のようにダンテは進んだ。濃い煙の中からはAgnus Dei(神の子羊)の聖歌... 2018.02.26 詩
日常 【包茎手術】について〜男のコンプレックス解消と快感への道 最近固い記事ばかり続いているから、今回はややユーモラスな内容でいこうと思う。明るい80'Sハードロックでも聴きながら読んでもらいたい 8-) 秘密筆者には秘密がある。私はそのことを墓穴に入るまで決して口にはすまい、と考えていた。なのになぜブ... 2018.02.25 日常
詩 ダンテ【神曲】まとめ(17)〜「煉獄篇」第13歌・第14歌・第15歌 第一の圏では「高慢」が、第二の圏では「妬み」が罰せられている。これらの「七つの大罪」を浄化しながらダンテらは煉獄の山を登る。第13歌〜嫉妬煉獄の第二の環道では嫉妬羨望の罪が罰せられている。すなわち魂たちは瞼を針で縫い付けられており、ありがた... 2018.02.24 詩
詩 ダンテ【神曲】まとめ(16)〜「煉獄篇」第10歌・第11歌・第12歌 第10歌〜岩を背負うもし少しでも後ろを振り向こうものなら、ここ煉獄では最初の門まで戻されてしまう。決して過ぎてきた道のりへの未練を持つなとの戒めは、ただひたすら上を目指して登ることこそ唯一の救いと教えている。歌声とともに煉獄第一の環道へ入っ... 2018.02.23 詩