2017

評論詐欺

三島由紀夫「死の論理」を再検証|葉隠とリア充的美学への異議

三島由紀夫「死の論理」美学への反証七生報國三島由紀夫の作品をまだすべて読み終えたわけではないが、「切腹」「割腹自殺」「自決」という最期の選択に通底する思想については、ある程度見えてきたように思う。本稿では、その「死の論理」に対して、筆者なり...
小説の闘牛場

三島由紀夫『仮面の告白』レビュー|同性愛と文学の倒錯美、元少年A『絶歌』との比較考察

三島由紀夫『仮面の告白』レビュー|元少年Aの「絶歌」と比較して見える文学と狂気原点としての『仮面の告白』三島由紀夫の長編デビュー作『仮面の告白』は、戦後日本文学における鮮烈な一撃であった。戦後まもない時期に、ホモセクシュアルな語り手による自...
ラーメン豚の鳴き声

【山岡家】期間限定「特製もやし味噌ラーメン」を実食レビュー|G系ガツン系で体調回復⁉

【山岡家】期間限定「特製もやし味噌ラーメン」を食べてきた|G系ガツン系の味に昇天最近の山岡家、限定メニューはループ傾向にある。前回はプレミアム醤油とんこつ、そして今回は――特製もやし味噌ラーメンである。「またかよ」と思いつつも、食べれば美味...
思考の化石

【暖房なし】極寒の部屋で凍えず生き延びる方法|防寒着・ワークマン・節電テク完全ガイド

【暖房なしでも生き延びろ】極寒の部屋で凍えず過ごすための防寒テク完全ガイドこの記事は、光熱費を抑えたい在宅ワーカー、古い家に住んでいて暖房が効かない人、あるいはちょっと人生に詰まって寒い部屋に閉じこもっている方に向けて書かれています。まるで...
小説の闘牛場

三島由紀夫『愛の渇き』徹底レビュー|未亡人と使用人の狂気と虚無の愛

三島由紀夫『愛の渇き』最新レビュー|老人と再婚した未亡人と使用人の破滅的愛最近、三島由紀夫作品を読み漁っている。日本語という言語の精髄を、原文のまま味わえるのは日本人の特権だ。翻訳された西洋文学も素晴らしいが、現代語の軽さが支配する世の中に...
ラーメン豚の鳴き声

【宮城ラーメン巡り】Uターン筆者が食べ歩いたおすすめレビュー集

【ラーメン紀行まとめ】東京・神奈川→宮城へ──移住者が語る“東北ラーメン文化”の衝撃東京・神奈川で長く暮らした筆者が、Uターンで再び宮城の地に戻ってきました。かつて慣れ親しんだ味、そして今では進化を遂げた地元ラーメンたち──。都市圏と地方、...
プラ保存箱

【有備館】岩出山伊達家の郷学と庭園を歩く|震災復興した日本最古級の書院造を訪ねて

【有備館|岩出山伊達家の郷学】震災から復興した日本最古の書院建築へ行ってみた今回は宮城県大崎市にある、岩出山伊達家ゆかりの郷学「有備館」を訪れてきました。ここはかつて伊達政宗の四男の居城があった場所であり、現存する書院造として日本最古級の建...
ラーメン豚の鳴き声

【山岡家】プレミアム醤油とんこつラーメン実食レビュー|通常メニューとどう違う?海苔ライスとの相性も抜群!

【ラーメン山岡家】プレミアム醤油とんこつラーメンを食べてみた|通常メニューとは別格の一杯!全国の山岡家で期間限定販売されるプレミアム醤油とんこつラーメン。しかし東北エリアでは、ありがたいことにレギュラーメニュー化されている。普段はノーマルの...
視聴覚の墓場

【ブレードランナー2049】ネタバレなしレビュー|ライアン・ゴズリングが魅せるSF映画の到達点

【ブレードランナー2049】鑑賞直後レビュー|映像・音楽・感情に酔いしれる傑作SFついに、この日が来た這ってでも観に行くと決めていた。1年以上前から、待ちに待った『ブレードランナー2049』。公開翌日、地元の劇場で字幕版が始まったと知り、即...
視聴覚の墓場

映画『スターリングラード』感想・レビュー|ジュード・ロウ×レイチェル・ワイズの戦場ラブロマンス

【スターリングラード】映画レビュー|ジュード・ロウ×レイチェル・ワイズの切なくも美しい戦争ドラマあらすじと第一印象2001年に公開された映画『スターリングラード』(原題:Enemy at the Gates)は、ロシア・スターリングラード攻...