カブトムシの埋葬と葬儀の記録|3か月を共に過ごした命への手向け

プラ保存箱

【カブトムシ】埋葬〜お亡くなりになったカブトムシ君の葬儀および法事

8月10日、仙台市内のセブンイレブンの灰皿裏で出会った雄のカブトムシ君が、このたび静かに生涯を終えた。捕獲時点ですでに成虫であったにも関わらず、約3ヶ月近く我が家で生き延びてくれたことは驚きであり、喜ばしいことだった。

今回は彼の飼育の様子から最期の瞬間、そして葬儀と法事までを振り返る。

飼育の記録

当初は「昆虫の蜜DX」という餌を使用していたが、入手困難になった後は昆虫ゼリーに切り替えた。最初のうちはゼリーも喜んで食べていたが、晩年は蜜の方ばかりを好み、ゼリーはあまり減らなかった。晩年になるにつれ、餌の消費も少なくなっていった。

飼育環境は極めてシンプルで、昆虫マットを敷き、止まり木を一本設置しただけ。霧吹きもなく、水は手で与え、小蝿は日に当てるなどして追い払っていた。秋が深まり気温が下がると、夜間は保温バッグと毛布で囲い、昼は南向きの窓辺で陽に当てた。

逝去の瞬間

寒さが厳しくなってからというもの、動きは日に日に鈍くなり、最後の数日は微かな動きだけが生の証だった。太陽の光にも水の刺激にも無反応となった時、ついにその時が来たと理解した。

カゴ内の鳥瞰図
最終のカゴ内の鳥瞰図
大往生の御様子
大往生の御様子

埋葬の儀

庭の一角、かつてお稲荷さんがあった木の根元に彼の眠る場所を決めた。愛用の止まり木と昆虫マットと共に、そっと土に還した。

埋葬の様子1
埋葬の様子2
土をならして完了

法事と別れの言葉

午後は彼の冥福を祈って手を合わせ、赤ワインとコロッケで供養の時間を過ごした。昼酒はヨーロッパ式と自分に言い聞かせつつ、静かに思いを馳せる。

カブトムシ君、ありがとう。君と過ごした夏の思い出は、きっと忘れない。

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