視聴覚の墓場

【ブレードランナー2049】ネタバレなしレビュー|ライアン・ゴズリングが魅せるSF映画の到達点

【ブレードランナー2049】鑑賞直後レビュー|映像・音楽・感情に酔いしれる傑作SFついに、この日が来た這ってでも観に行くと決めていた。1年以上前から、待ちに待った『ブレードランナー2049』。公開翌日、地元の劇場で字幕版が始まったと知り、即...
視聴覚の墓場

映画『スターリングラード』感想・レビュー|ジュード・ロウ×レイチェル・ワイズの戦場ラブロマンス

【スターリングラード】映画レビュー|ジュード・ロウ×レイチェル・ワイズの切なくも美しい戦争ドラマあらすじと第一印象2001年に公開された映画『スターリングラード』(原題:Enemy at the Gates)は、ロシア・スターリングラード攻...
評論詐欺

【三島由紀夫と現代】北朝鮮ミサイル・ニュース報道・思考停止を撃つエッセイ

北朝鮮ミサイルと“虚構”の現実北朝鮮による弾道ミサイル発射の脅威が、いまだ現実のものとして続いている。どうしてそれを知っているのかといえば、テレビのニュースやネット情報で連日流れてくるからだ。仮にこの3次元世界が“神の創造したヴァーチャル・...
哲学的偏見

プラトン『饗宴(シンポシオン)』レビュー|エロスと両性具有、ダイモーンの神話的対話

プラトン『饗宴』レビュー|エロスと両性具有者、そしてダイモーンの神話的対話はじめに:異色の対話篇『饗宴』『饗宴(シンポシオン)』は、プラトンの対話篇の中でもひときわ異彩を放つ作品です。舞台は、ソクラテスをはじめとする哲学者や識者たちが集う宴...
評論詐欺

三島由紀夫はなぜ自決したのか?思想・武士道・切腹文化から読み解く最期の真意

三島由紀夫はなぜ自決したのか?──その理由を考察するこの記事の最初のバージョンは2017年7月31日に書いた。北朝鮮のミサイル発射や憲法改正のニュースが飛び交う中、何気なくYouTubeで三島由紀夫の自決演説の動画を観たのがきっかけだった。...
思考の化石

アクセスが伸びないブログ運営の現実とヤケクソ日記|書くことで救われる精神

【ブログ】アクセスが伸びないときに書いたヤケクソ記事※この記事は、ブログ運営を始めて約3ヶ月。成果が見えず鬱屈した気分のまま、感情に任せて書き殴った記録です。やや言葉が荒い部分もありますが、当時の「リアル」としてそのまま残しています ;-)...
詩煩悩

ボードレール『悪の華』「時計」考察|死と悔恨を刻む秒針の詩学

ボードレール『悪の華』「時計」──怖るべき秒針の脅迫※本稿は『悪の華』収録詩「時計(L'Horloge)」について、原文を踏まえつつ私的視点で論じたレビューです。個人的体験を交えており、やや感傷的な部分もございます。私と「時計」私の部屋には...
思考の化石

ブログ運営3ヶ月目の現実|アクセス5セッション&収益56円の絶望と再出発

【ブログ運営3ヶ月目】アクセス5セッション、収益56円の現実とそこからの脱出※これは当ブログ開始から約3ヶ月、アクセス数が1日5〜6セッションという極貧状態だった2017年7月に書かれた記録です。多少取り乱した表現がありますが、当時の心境を...
評論詐欺

禅とは何か?チベット密教・仏陀の教え・ヨーガ思想との比較と考察

禅とは何か──チベット密教・仏陀の教え・ヨーガ思想との比較から ヨーロッパで静かに燃える「禅」ブーム現代のヨーロッパ、テロや社会不安の只中で、じわじわと「禅(ZEN)」が静かなブームになっているという。パリの路地裏、洞窟のような隠れ家──そ...
評論詐欺

孔子と論語の面白さとは?高校時代とバブル期の記憶から考える儒教の教え

【孔子】Confuciusと論語──高校時代とバブル期の記憶とともに Confucius(コンフュシウス)とは何者か?孔子──英語ではConfucius(コンフュシウス)。紀元前の中国に生きた思想家であり、儒教の祖とされる人物。彼の教えと言...