チープカシオの魅力
カシオの腕時計は言わずと知れた大人気シリーズ。その中でも“チープカシオ”、略して“チプカシ”は一度使うとクセになる中毒性を秘めたモデル群だ。
今回は筆者が実際に愛用している2つのモデルを厳選して紹介したい。どちらもコスパが非常に高く、見た目もカッコよく、しかもホームセンターで気軽に手に入るのが嬉しい。
F-91W ― 軽さと快適性の王者
“某テロリストモデル”として有名なF-91W。理由は某氏が装着していた写真が存在するからだ（検索注意）。
Amazonでも定番のベストセラー。価格は1000円以下という驚異の安さ。なのにこのルックス。装着感、使い勝手、どれを取っても一級品だ。
ファッションの話
時計は単なる時刻確認ツールではなく、ファッションアイテムでもある。高級時計を付けるのは「自分のステータス」を示す無言のアピールだ。
とはいえ、見栄だけでモノを選ぶ時代でもない。チプカシの魅力は「安いのにダサくない」こと。そして何より実用性が非常に高い。
G-SHOCKがいくら頑丈でも、ゴム部分が劣化すれば終わりだし、金属製は重くてゴツく、日常使いにはやや不便。F-91Wの軽さと薄さには敵わない。
快適性
F-91Wはとにかく軽い。薄い。バックライト付き。寝ている間に装着していても気にならないほどフィットする。時間を確認するという時計本来の目的を、最大限シンプルに実現している。
人間は「時間」によって日々の生活リズムを作る生き物。この時計は、そんな人間にとって最高の相棒になり得る。
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A-178W ― フォーマルに強い相棒
もう一方の愛機、A-178Wはフォーマルな場にぴったり。性能はF-91Wとほぼ同等だが、メタリックな外観がファッション性を高めている。
レトロな雰囲気のデジタル時計は今やおしゃれアイテム。一時はZOZOTOWNなどでも人気を集め、今ではホームセンターでも手に入るほど定番に。
スーツやYシャツにも合うA-178Wは、“F-91Wではちょっとカジュアルすぎる”という場面をカバーしてくれる。
ただし、裏面のメッキは数年で剥がれてくる。5年も使えば、手首へのあたりが少しチクチクしてくるのが難点。必要な場面だけに限定して使っている。
とはいえ、実用性・タフネス・価格・快適性の4点でこれに勝る時計はなかなかない。チプカシは他人の目より、自分がどう感じるかを大事にする人のための時計だ。
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