無料オンラインゲーム『ヒーローズ・オブ・ザ・ストーム』で“noob”と呼ばれないための最低限の心得
※このゲームは現在サービス終了していますが、MOBAの基礎として役立つ考え方が含まれています。
前置き:なぜ今ヒーローズを語るのか
最近、新規参入者らしき日本人プレイヤーが目立つこともあり、『ヒーローズ・オブ・ザ・ストーム』(以下ヒーローズ)の最低限のマナーや戦略について、長年プレイしてきた筆者の視点から記録しておきたいと思う。
私はローンチ直後から約2年間このゲームを遊び続けてきたが、決して上手いプレイヤーではない。それでも、勝敗に直結する基本的な行動や知識については熟知しているつもりだ。
ヒーローズとは?
『ヒーローズ・オブ・ザ・ストーム』は、アメリカ・BLIZZARD社が開発したMOBA形式のチームバトル型オンラインゲーム。スタークラフト、ディアブロ、ウォークラフトなどの人気作品からキャラクターが集結し、5対5で対戦する。
基本プレイは無料で、スキンやマウント、経験値ブースターなどの課金要素はあるが、ゲームの勝敗には一切関係ない。「課金で勝てる」ゲームではなく、純粋に腕前とチームワークで勝負が決まる。
SOAK(ソーク)=経験値稼ぎの基本
まず覚えるべきは“SOAK”という概念。これは、敵ミニオンを倒してチーム全体の経験値を稼ぐ行為だ。ヒーローズではチーム全体でレベルが共有され、一定レベルごとに強化スキル(タレント)を選べるようになる。
序盤に何度も死んでしまうと相手に大きな経験値を与えてしまい、こちらのチームが不利になる。こうした行為は“feeder(養分)”と呼ばれ、noob(間抜け)と揶揄される対象になる。
lane(レーン)を守る意識
マップには2〜3本のレーンが存在し、そこからミニオン(雑魚兵)が流れてくる。それぞれのレーンにプレイヤーが配置され、きちんとSOAKすることが重要だ。
誰かがレーンを空けると敵の経験値が加速し、こちらのレベルが遅れる。特にレベル10で取得できる“ヒロイックアビリティ(必殺技)”の取得が遅れると、集団戦で圧倒的に不利になる。
レベル差が2以上になると士気が下がり、暴言、放置、試合放棄など悪循環が始まる。これを避けるためにも、序盤は黙々と自分のレーンでSOAKに専念するのが基本。
レベル10以降はチーム行動を徹底
レベル10に到達したら、単独行動はリスクが高くなる。4vs5の集団戦では、数で劣った方がほぼ確実に負ける。マップのミニマップを常に確認し、孤立しないように心がけよう。
特にプロでない限り、1人の突撃は命取り。基本はチームでまとまり、集団行動で有利を取りにいくこと。
ミニマップを見る習慣
ミニマップを見ていないプレイヤーは、はっきり言って迷惑だ。敵の位置を見落とし、無警戒に歩いては即死してしまう。これは明確なnoob行動であり、周囲の信頼を失う。
たとえチャットで言わなくても、ミニマップを見ているかどうかは動きで一目瞭然。情報共有ツールとしてのミニマップは最も重要だと心得よう。
まとめ:noobにならないための鉄則
- SOAKを怠らない:とにかく経験値差を作らない
- laneを勝手に離れない:自分の持ち場を守る
- レベル10以降はチームで動く:1人でヒーローになろうとしない
- ミニマップを常に確認:敵の動きを読む
これらを実行するだけで、少なくとも「noob」と罵られることは避けられるはず。MOBAゲーム全体に通じる基礎でもあるため、今後どんなゲームをプレイする際にも役立つはずだ。
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