シェイクスピア【十二夜】あらすじ感想〜幻想の国イリリアに木霊する笑いと恋

作品概要夢のようにロマンチックかつ、時代・言語を超えて楽しく笑える喜劇「十二夜」。題名には”あるいはお好きなように”が添え書きされている。こちらも喜劇「お気に召すまま」とは別の作品なので注意。その通りタイトルにはあまり深い意味合いはないよう...

シェイクスピア【リチャード3世】あらすじ感想〜殺された亡霊たちの呪い

作品概要シェイクスピアの「リチャード3世」は悲劇というよりほぼホラー映画である。せむしの不具者だが残虐極まるグロスター公は、地獄の悪魔に取り憑かれたかのような陰謀を張り巡らし、次々に邪魔者を排除していく。悪役もここまで来ると現代のシリアル・...
日常

KOBI【Kobayashi Takeru】小林尊〜日本人から見た真のフード・ファイター

ここのところブログのモチベーションが下がり、やる気が低迷している。景気付けに最近YouTubeで見つけた激アツなフード・ファイター”小林尊”(Takeru Kobayashi;愛称KOBI)についてちょっと書いてみようと思う 8-) バケモ...
哲学

【アリストテレス】哲学:ばっさり解説〜天動説と宇宙論

アリストテレス(前4世紀)は古代ギリシャの哲人、プラトンの弟子。◯プラトンはこちら→哲学者【プラトン】対話編〜レビュー・解説まとめ全集について全集を「自然学」から順番に読んでいくと、次々に内容がリンクしているのがわかる。すなわち「自然学」で...

シェイクスピア【ヴェニスの商人】感想・あらすじ〜借金の抵当は”1ポンドの肉”

”結婚”というテーマシェイクスピアの「ヴェニスの商人」は有名なコメディ。読者あるいは観客は悲惨な物語には悲しみ、楽しい物語には喜ぶ。ドン底に悲惨な最後の「リア王」、バタバタと人が死ぬラストの「ハムレット」などは”悲劇”に分類される。喜劇はハ...
映画

【マッドマックス2】退廃的マッド・カー・アクション映画の金字塔

ジョージ・ミラー監督はこの映画についてかつてこう語った;「”マッドマックス1”はこの映画の序章に過ぎない。私が本当に撮りたかったのはこんな映画なのだ」☠「マッド・マックス1」についてはこちら→【マッド・マックス】1作目についてややマニアック...

シェイクスピア【ロミオとジュリエット】解説・感想〜命を奪う2人の「愛の誓い」

シェイクスピアについてウィリアム・シェイクスピア、誰も知らない人はいないであろうこのイギリスの劇作家が、実は生前の記録がほとんどなく謎に包まれているということをご存知だろうか。新潮文庫版「ロミオとジュリエット」の解説によると、シェイクスピア...
日常

【一級建築士】試験を受ける動機、試験に受かったらどうするか

*註:この記事はちょっとした”お話”でしかないので、試験勉強で忙しい人は読まないでください。こころざし一級建築士の資格を取ってどうするか。一級建築士を取れば薔薇色の人生が待っている。そう考えて誰もがこの超難関試験にチャレンジする。会社員の方...
小説

三島由紀夫【禁色】感想・紹介〜大ヴォリュームのホモ・セクシュアル恋愛小説

「禁色」は戦後の作家三島由紀夫の代表的な大長編小説。題名は平安時代の朝廷の官吏が纏っていた服装の名称からとっている。しかし特に深く考えずこの作品を単なるホモ小説として見るならば、禁じられた色欲である”男色”を主題としたタイトルと考えて差し支...
小説

【三島由紀夫】「おすすめ小説」ランキング〜基本ネタバレは無し

さて三島由紀夫といえば小説家である。ここに紹介するのは筆者が今まで読んだ三島の小説作品から、特に皆さんにおすすめするものだけを10編ランキングするもの。その手のまとめサイトはあっても世間一般における意見はあてにならないし、期待が外れて時間や...