Apple Musicで出会った珠玉の洋楽たち──異ジャンル横断・私的ライブラリより
Apple Musicは、音質・作品数ともに圧倒的な音楽配信サービスだ。聴きたい曲をその場でライブラリに追加し、ドライブ中にBluetoothカーナビで好きなだけ楽しめる──そんな時代が来たことに、今でもちょっとした感動を覚える。
今回は私のライブラリから、ジャンルを超えて心を動かされたアーティストたちを紹介する。
Napalm Death(ナパーム・デス)
ジャンルはデス・メタル、あるいはグラインドコア。最初は10秒以下の曲に笑ってしまうが、聴き込むうちに演奏技術の高さと思想性が浮かび上がってくる。アメリカの俳優ジム・キャリーもファンだと語っている。
Cannibal Corpse(カンニバル・コープス)
こちらもデス・メタルだが、ナパーム・デスよりもリフが明瞭で聴きやすい。いわば「メタリカ寄りのデス・メタル」。適度な暴力性と構築美のバランスが見事。
Public Image Ltd.(パブリック・イメージ・リミテッド)
セックス・ピストルズのジョニー・ロットン(改名後ジョン・ライドン)による、ポストパンクの伝説的ユニット。初期の『First Issue』、ノイズの金字塔『Second Edition(Metal Box)』、呪術的な『Flowers of Romance』はいずれも傑作。
Dance Hall Crashers(ダンス・ホール・クラッシャーズ)
ノー・ダウトのようなスカパンクがお好きな方におすすめ。女性ボーカルだがメロディがスパイシーで、繰り返し聴いても飽きがこない。バンド名の通り、踊りすぎ注意。
Suburban Legends(サバーバン・レジェンズ)
こちらはさらにポップで陽気なスカ。ライブ映えするサウンドで、自然と体が動く。アルバムごとに楽曲の完成度が高く、私はすべてライブラリに放り込んだ。
以上、Apple Musicライブラリからの個人的おすすめ。ジャンルは違えど、どれも何かしらの“熱”を感じさせてくれる。音楽探しの旅はまだまだ続く──
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