『申命記』
今回も聖書の悪魔的解釈による論考である。まずNew King James Version(NKJV)のHoly Bible, "Deuteronomy"(『申命記』)から;
There shall not be found among you anyone who makes his son or hid daughter pass through the fire, or who pracitces witchcraft, or a soothsayer, or one who interprets omens, or a sorcerer,
or one who conjures spells, or a medium, or spiritist, or one who calls up the dead.
訳;あなた方の間には次のいかなる者もあってはならない。つまり、息子娘に火をくぐらせ(異教の神に犠牲を捧げ)る者、魔女、占い師、兆を読む者、魔法使い、
または呪いを唱える者、霊媒師の類、死人の口寄せ師、である。
サンプル
ではサンプル動画としてYoutubeにとても興味深く面白い動画があったのでここに紹介したい。どうか見て欲しい。長さ1分20秒、今から5ヶ月少し前にアップされたようだ。
まず動画の中で二人のアナウンサー男女のうち向かって左側、ショートカットのお美しいおばさまが冒頭の陳述をする。顔が”笑顔”を作り、にんまりとし、口元がにやける。右の男性は口を開かない。しかしおばあまの幸先良いアナウンスに合わせて、「お手」をする犬のように、体を揺すり、顔をにやけさす。
我が宮城県の放送局にも、特に天気予報キャスターなのだが、常に目元をにやけさせ、笑顔を作っている人が多い。私としては何がおかしいのか知らないが。
COVID-19
この動画のように未来を見据え、未来を語る言葉を「預言」と呼ぶ。今2020年の4月24日である。”羽田空港の巨大ホテル”はオープンしたろうか。プレゼンのように世界中の人を迎える商業施設(飲む、食う、買う、遊ぶ)は開業したろうか。
ホテルが見込んだ空港利用客、国際便は増大したろうか。結果は皆さんの知るとおり。笑うしかないではないか。
もし今こうなっていることが分かっていたなら、この二人は盲人だと言えないだろうか。ありもしない未来を心の中に描き、それを心の中で思い描いた通りに(神のように)実現する気でいるとは。
だが実際この二人は偽りを語っていたのであり、嘘を思い描いていたということになる。その夢は妄想、その未来は暗黒、彼らが見る未来の絵は虚無である。
『エゼキエル書』
これだけ言えば大体理解していただけたかと思う。ではNKJVの『エゼキエル書』から次を引用する;
Woe to the foolish prophets , who follow their own spirit and have seen nothing!
They have envisioned futility and false divination, saying, 'Thus says the LORD!'. but the LORD has not sent them; yet they hope that the word may be confirmed.
Because you have spoken nonsense and envisioned lies, therefore I am indeed against you, says the Lord GOD.
訳;災いだ、彼ら自身の精神に従い何も見ることない愚かな預言者たち!
彼らは無駄な偽りの占いをし、こう語る「このように主は言われる!」しかし主は彼らを遣わしていない;だが彼らはその言葉が成就することを願っている。
なぜならあなた方は無神経で嘘の幻を話すから、ゆえに私は誠にあなた方に敵対しよう、と主は言われる。
解釈
主なる神が話すとそれは成る、とは聖書の考え方であり、「預言」にも色々の意味はあるが基本的には未来のことを語ることにある。その能力は人間を超えたものであり、主の憐れみによって預言者に啓示されるのである。
ゆえに上の動画のように自分で勝手に作り上げた幻は嘘であり、嘘を語る者は偽預言者なのだ。なぜなら嘘の言葉は成就しない。それは主なる神が啓示したのではなくて偽預言者が自分勝手に思い描いた未来だから。
嘘の預言に対しては、エゼキエル書の引用の後半部分が成就する真実の言葉である。すなわち「誠に私はあなた方に敵対しよう」である。