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【スターウォーズ】エピソード6「ジェダイの帰還」〜ルークの父ダース・ベイダーとの和解

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ジョージ・ルーカスが創造したスペース・オペラ『スター・ウォーズ』映画の魅力やあらすじ・感想など各エピソード順を追って辿っていくシリーズ6回目。旧3部作と呼ばれるエピソード4、5、6は1977年より公開された。

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時代背景

スターウォーズ歴代第3作目であるエピソード6「ジェダイの帰還」は1983年に公開された。まずこの83年という時代背景について少し語っておくのも無駄ではない。なぜなら「ジェダイの帰還」の作風を説明するのに非常に有益だから。

まずハン・ソロ役のハリソン・フォードはすでに「レイダース〜失われたアーク」や「ブレードランナー」に主演を果たし、一躍トップスターの地位を確立済みで貫禄がある。1982年には「E.T」、1984年には「グレムリン」「ネバー・エンディング・ストーリー」が公開と、可愛いモンスター系作品の特撮全盛期であることも覚えておこう。

森の月エンドアなる惑星で、修復されたデス・スターのシールド・ジェネレーターを破壊するために、反乱軍を助ける”イウォーク”族のスピンオフ作品が出るなど、この手の映画は流行していた。「イウォーク・アドベンチャー」は最初のスピンオフ映画で84年に公開された。

あらすじ

物語はカーボン凍結されボバ・フェットによって惑星タトゥイーンに運ばれ、ジャバ・ザ・ハットのアジトの飾りにされていたハン・ソロの救出劇から始まる。C-3PO、R2-D2が交渉に潜り込むも果たせず、チューバッカを連れて賞金稼ぎのふりをしたレイアも捕まる。

潜入済みのランド・カルリジアンが密かに動く中、ジェダイ騎士となったルークがついに現れる。ジャバは警告に従わず、ハンソロらを処刑する土壇場になってルークの力で滅ぼされる。ミレニアム・ファルコンで脱出後、ルークは再びマスター・ヨーダのいるダゴバへ向かう。

ヨーダは高齢のため(なんと900歳!)まさに老衰で生き絶える。臨終の際にルークには双子の妹すなわちレイア姫がいることを知る。反乱軍は修復されたデス・スターの破壊のため作戦を練る。要塞の中心部にもんじゅのような高速炉があり、これを攻撃できれば全てが粉微塵に吹っ飛び勝利できるというものだった。

しかしそれにはデス・スターを囲んでいる強力なシールドを解除する必要があった。シールド・ジェネレーターは森の月惑星エンドアにあり、お馴染みハン・ソロ一行が極秘作戦に出発した。一方ルークはデス・スターにライトセーバー1本で乗り込み、父ダース・ベイダーを改心させようとするのだった。

ダース・ベイダーの改心

ルークはシス皇帝の執拗なダークサイドの誘惑をはねのけ、断固として拒否した。シス皇帝は両手から電撃のような青い稲妻を発射し、ルークを殺そうとする。心が息子と自分を暗黒面に誘い込んだ皇帝のどっちを選ぶか迷い、激しく葛藤したがダース・ベイダーはわずかばかり残っていた善の心を取り戻した。

捨て身の覚悟で皇帝の身体を持ち上げ、底なしの要塞の穴に落とし込んだ。皇帝は爆発し死んだが、ダース・ベイダーの生命はもはや終わろうとしていた。死ぬ前に息子の顔をこの目で見たいと訴える父親の頼みに、ルークはベイダーの黒いマスクを外す。二人は和解しベイダーは死んだ。

勝利と平和

エンドアではハン・ソロが苦闘のすえシールドの解除に成功し、反乱軍はデス・スターの中心部を爆破した。要塞は粉々に砕け、平和を取り戻した銀河系に燃える破片の花火が上がった。イウォーク族が祝福する中、ルークら一行は楽しい勝利のダンスを踊る。

ふと振り返るとオビ・ワン・ケノービとヨーダの霊魂が佇み、ルークに微笑んでいた。いやもう一人、ヘイデン・クリステンセンが若い頃のアナキン・スカイウォーカーの姿で寄り添っていた。これは多分後付けのCGであろう。他の箇所にも2000年代に追加されたと思しきCG合成が多々見られる。

まとめ

「ジェダイの帰還」は当初邦題を「ジェダイの復讐」といったのをご存知だろうか?訳の仕方にもよりけり、ジェダイが復讐するなんぞは不自然なため改変されたのだろう。総評として”エピソード6”には可愛らしく微笑ましいキャラクターが多数登場するため、家族や女性にも好まれると思う。

旧スターウォーズ3部作特有のユーモアもふんだんにあって、一番のほほんと楽しめる出来。これが超駄作「フォースの覚醒」に続くのであるが、一旦終わったと見えたシリーズを生き返らせた点では評価できる。だがエピソード7はファースト・オーダーとかカイロ・レンなど、なんの重要なストーリー上の繋がりがない設定なため退屈である。

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