「 takaの記事 」 一覧

【原宿ホコ天】の記憶〜バンドブームとアマチュア・パンク・バンド

2018/01/12  

特定を若干おそれながらもすでに30年に近い年月が経過していること、及びWEB上の資料的価値を考慮し1980年後半〜1990年初頭の原宿歩行者天国とそこに実在したパンク・バンド「バーニング・キッズ」につ ...

三島由紀夫【私の遍歴時代】青年が「文士」になるまでの赤裸々な回想録

2018/01/09  

自伝的評論のような作品「私の遍歴時代」は中公文庫版「太陽と鉄」に併録されている。セットでお得なうえ読み物としてもかなり面白い。  納得 ある晩のこと、三島由紀夫の魂が黄泉から現れて、茶色くなった古本の ...

澁澤龍彦【快楽主義の哲学】と奇妙な三角形

2018/01/08  

澁澤龍彦(1928ー1987)は日本のフランス文学者・評論家で晩年は小説も書いた。裁判沙汰にもなったマルキ・ド・サドの本を翻訳・紹介した人として知られる。 出会い 前半の場を借りて澁澤龍彦の本が読者の ...

三島由紀夫【太陽と鉄】内容と解説〜三島由紀夫による葉隠的作品

2018/01/07  

 死の観念 この作品は念のため2回読み終わった。それくらい三島氏の死の観念、美の理想、切腹の動機をあからさまに説明している。 実は今澁澤龍彦氏の「快楽主義の哲学」も読んでおり、これを読んだあとに比較と ...

三島由紀夫【音楽】「精神分析における女性の冷感症の一症例」〜について紹介

2018/01/04  

またすごい本を読んでしまった。たまたまかもしれないが読み終わった昨夜から眩暈・吐き気・耳鳴りがする。今後氏を三島由紀夫先生と呼びたいがそこは我慢しよう。 手記  この長編小説はとある東京の精神分析医、 ...

三島由紀夫・短編集【鍵のかかる部屋】を紹介〜禁断の少女愛への誘惑

2018/01/01  

少女愛 この短編集は新潮文庫で出ているのだけれども、とても気に入った。買ってずっと持っていたくなる本である。 まず表題作「鍵のかかる部屋」はまさかの少女愛の話だった。役所勤めのエリート青年・一雄がとあ ...

三島由紀夫「死の論理」美学への反証

2017/12/29  

七生報國 まだ三島の全作品は半分も読みきれていない。しかし「切腹」「割腹自殺」「自決」の最後を選んだ氏の論理のようなものは大体わかってきたので、ここでは三島の「死の論理」に対してこれは違うんじゃぁない ...

映画【ロック・ザ・カスバ】コメディ王ビル・マーレー健在

2017/12/27  

笑い・感動 今アマゾン・プライムで見放題中の映画「ロック・ザ・カスバ」は、2015年米制作のコメディーである。クライマックスはすっきりとした感動のストーリーで、もう終わったクリスマスや年末年始のおウチ ...

三島由紀夫【仮面の告白】レビュー〜元少年Aの「絶歌」と比較

2017/12/26  

原点 三島由紀夫の最初の長編小説であり原点と言える「仮面の告白」をレビューする。戦後まもなく出版されたこの作品は当時はかなり斬新だったことであろう。あたかも「限りなく透明に近いブルー」を出した村上龍の ...

いつも身近に生息する可愛い仲間・鳥たちへ〜スズメ・ツバメ・シジュウカラ・ツグミ・ヒヨドリ・ハクセキレイetc

2017/12/25  

空の魚 東北の田舎は鳥の数がすごい。都会の空間が享楽と人工的騒音で満たされているなら、田舎は鳥の鳴き声で埋め尽くされている。鳥は空を泳ぐ魚だなどと言われるように、田舎だとここは人間の住む土地かはたまた ...

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