「 takaの記事 」 一覧

【芥川龍之介】『羅生門・鼻・芋粥』感想文〜感想のみ、大人向け

2020/10/25  

『羅生門』 今日本文学を見直しているところだ。その一貫で芥川をもという訳なのであるが、どうだろう、上記の3代表作の出来栄えは。まず『羅生門』。教科書に載っていて高校の頃作家の描く不気味な”夜”そして盗 ...

【芥川龍之介】『偸盗』感想・レビュー〜迫真、大正時代のアクション小説

2020/10/21  

概要 見出しに”アクション小説”と書いたが、これは私の率直な感じ方であり、この作品の一番”芥川ってすごいな”と思った部分である。解説や学者様の評論は放っておこう。読んで感じたままを書く、それが本ブログ ...

【チプカシ・ベルト交換】最悪の作業記録〜思ったより大変

2020/10/19  

ベルト 愛用のチープカシオF-91Wの電池交換をダイソーの電池で無事成功させた(アラームは鳴らなくなったが)のも束の間、今度はベルトがサクッと切れた。日中付けっ放しで付けたり外したりもしょっちゅうだっ ...

【ファインマン物理学】岩波書店レビュー〜物理音痴の人でもきっと楽しめる教科書

2020/10/16  

全5巻 リチャード・ファインマンという物理学者の名前を私が知ったのは、アランナ・ミッチェルの『地磁気の逆転』(邦題)なる本の引用からだった。物理学どころか高校数学すらまったく勉強しなかった私でさえ、興 ...

【芥川龍之介】『地獄変』感想・レビュー〜芸術のために我が子を焼き殺す絵師

2020/10/15  

概要 『地獄変』が元にしている「宇治拾遺物語」は鎌倉時代の古典で、芥川がよく材料にする「今昔物語集」は平安時代のもの。どちらも古語辞典なしでは読めないけれども、芥川の短編を読んで興味を持たれたならぜひ ...

【菅原道真】王丸勇・著〜紹介〜天神を知るために私の入門書となった本

2020/10/14  

刊行 こちらは私が10歳の頃1980年(昭和55年)金剛出版から、福岡の精神医学者の本、その名はズバリ『菅原道真』である。福岡出身者には夢野久作もおり、wikiによれば二人は『ドグラ・マグラ』の創作過 ...

【芥川龍之介】『藪の中』レビュー〜隠された真実の在処

2020/10/13  

経緯 この短編を初めて読んだのは高校の時だろう。言うまでもなくその時に私はこの短編を理解していない。17歳と50歳では違うのは当たり前だ。未熟な高校生はこのような難しい作品を解説を鵜呑みにし、解決して ...

【夢野久作】『ドグラ・マグラ』感想・紹介〜注意:酷評です

2020/10/10  

概要 図書館で借りたちくま文庫、640ページの『ドグラ・マグラ』を570ページまで読んで最後に限界が来て読み流した理由は、この小説が糞だからに他ならない。終えてから私はもう2度とこのようなつまらない本 ...

【テトラビブロス】プトレマイオスの古代占星術書の洋書レビュー(再読2回目)

2020/10/09  

概要 前にアマゾンで購入したプトレマイオスの『テトラビブロス』のレビューを書いた。アマゾンで洋書書い始めの読み始めであったため、かなりいい加減な記事だった。 前記事リンクですhttps://saito ...

【夏目漱石】「道草」紹介・感想〜自伝風読み切り小説

2020/10/06  

あらすじ 夏目漱石「道草」は完成した最晩年の作品。「硝子戸の中」が病弱な身体でなくとも滅多に書斎から出ない漱石が、なおさら動かずに閉じこもり外の世界を内側から書いた日記風の作とすれば、こちらは「我輩は ...

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