小説 【芥川龍之介】『羅生門・鼻・芋粥』感想文〜感想のみ、大人向け 『羅生門』今日本文学を見直しているところだ。その一貫で芥川をもという訳なのであるが、どうだろう、上記の3代表作の出来栄えは。まず『羅生門』。教科書に載っていて高校の頃作家の描く不気味な”夜”そして盗賊の持つ”悪”に背筋を震わせたものである。... 2020.10.25 小説
小説 【芥川龍之介】『偸盗』感想・レビュー〜迫真、大正時代のアクション小説 概要見出しに”アクション小説”と書いたが、これは私の率直な感じ方であり、この作品の一番”芥川ってすごいな”と思った部分である。解説や学者様の評論は放っておこう。読んで感じたままを書く、それが本ブログの流儀だから。概して平安時代の文献を出典と... 2020.10.21 小説
小説 【芥川龍之介】『地獄変』感想・レビュー〜芸術のために我が子を焼き殺す絵師 概要『地獄変』が元にしている「宇治拾遺物語」は鎌倉時代の古典で、芥川がよく材料にする「今昔物語集」は平安時代のもの。どちらも古語辞典なしでは読めないけれども、芥川の短編を読んで興味を持たれたならぜひ原典にもチャレンジしてみたい。芥川の作品は... 2020.10.15 小説
評論 【菅原道真】王丸勇・著〜紹介〜天神を知るために私の入門書となった本 刊行こちらは私が10歳の頃1980年(昭和55年)金剛出版から、福岡の精神医学者の本、その名はズバリ『菅原道真』である。福岡出身者には夢野久作もおり、wikiによれば二人は『ドグラ・マグラ』の創作過程でちょっとした繋がりがあるという。こんな... 2020.10.14 評論
天文学 【テトラビブロス】プトレマイオスの古代占星術書の洋書レビュー(再読2回目) 概要前にアマゾンで購入したプトレマイオスの『テトラビブロス』のレビューを書いた。アマゾンで洋書書い始めの読み始めであったため、かなりいい加減な記事だった。前記事リンクですそんなようなわけでもう少しましなレビューをと思い、今回の次第となった。... 2020.10.09 哲学天文学
小説 【夏目漱石】「道草」紹介・感想〜自伝風読み切り小説 あらすじ夏目漱石「道草」は完成した最晩年の作品。「硝子戸の中」が病弱な身体でなくとも滅多に書斎から出ない漱石が、なおさら動かずに閉じこもり外の世界を内側から書いた日記風の作とすれば、こちらは「我輩は猫である」を描き始めた頃の自伝小説らしい。... 2020.10.06 小説
哲学 【Corpus Hermeticum】Tarl Warwick版・洋書レビューと解説 テキスト以下はkindle版アマゾン・リンク⬇️価格は200円以下、ペーパーバックだと千円くらいのこの本は、ヘルメス文書を読むには実にクォリティの低い仕上がり。一般大衆向けに軽薄な語彙を多様して翻訳された形体は、真剣に学問哲学を探求しようと... 2020.10.04 哲学
小説 【ポリフィルス狂恋夢】覚書〜洋書レビュー再読(2回目) テキスト前回同様アマゾンで安く買ったThames and Hudsonの英語版。何分分厚くかつ内容がたとえ邦訳でもわからないような中身であるゆえ、1回目はかなり乱雑に読み切った。いや読んだというより見たと言った方が早い。前回記事→実際ところ... 2020.10.03 小説
映画 【クリストファー・ノーラン監督】「TENET」感想・ネタバレ ノーラン監督クリストファー・ノーランは個人的に好きな方の監督である。バットマン・シリーズはもちろん、インセプション、メメント、インターステラー等、めぼしい作品は全部観ている。従って最新作の感想を書く資格くらいはあるだろうと思った。まず、最新... 2020.09.29 映画
映画 【空へ】”into thin air”「エベレスト3D」の原作本紹介 山と渓谷社山渓文庫なるジョン・クラカワーの"INTO THIN AIR"の邦訳『空へ』は、映画「エベレスト3D」の原作である。この本無くしてあの一流の映画は出来なかった。ロシア人ガイドの「デス・ゾーン」は読んでないが、こっちは取材がやや手抜... 2020.09.22 映画