「 takaの記事 」 一覧

【マンディアルグ】「大理石」 Ⅳ. 証人のささやかな錬金夢〜註釈(2)

2018/11/26  

第7の夢 第7の夢は少し長い。すなわち別れた恋人のカリタがラブホテルのような部屋に登場する。恋人同士のように寄り添って大きな鏡の前に立つと、二人の姿は誠に微笑ましく”絵葉書的”だった。しかし鏡の周囲に ...

【マンディアルグ】「大理石」 Ⅳ. 証人のささやかな錬金夢〜註釈(1)

2018/11/26  

マンディアルグの奇妙な長編小説『大理石』の第4部 ”証人のささやかな錬金夢” ( Petite oniroscopie du témoin) の註釈;しかし作者本人が述べているように主人公のフェレオル ...

【プトレマイオス地理学】「プトレマイオス世界図」〜古代地図に秘められた冒険とロマン

2018/11/21  

アレクサンドリアの天文学者として最高の権威である、クラウディオス・プトレマイオスの「地理学」とその周辺について紹介する。 アレクサンドリア 筆者は天文学に発狂してしまったから、単なる言葉の遊びにすぎな ...

【コペルニクス】「天体の回転について」レビュー〜第1巻に凝集された哲学者的認識

2018/11/16  

ポーランドの天文学者コペルニクスが、1543年死の直前に発表した天文学書「天体の回転について」(岩波文庫版)をレビュー・紹介する。 第1巻のみの邦訳 まずこの文庫の体裁であるが、全部で6巻まであるコペ ...

【天体観測】望遠鏡で新月後の月を見る・および土星の環の確認

2018/11/12  

11月5日にファースト・ライトを行って以来曇天続きでさっぱり星が見れず、衝動買いだったかなぁ、買って損したかもと少しずつ思い始めていた。だがついに夜空が晴れ渡った。 月の観測 望遠鏡で昨夜AD.201 ...

【マンディアルグ】「大理石」Ⅴ. 死の劇場 〜 粗筋と解読

2018/11/11  

『大理石』は難解な小説であるが、第5部「死の劇場」は中でも一番難しい内容だと言える;今回はこの第5部を筆者なりに解読する試みとなるが、作者の”意図”は隠されておりただの”推測”で終わるかもしれない。 ...

【カブトムシ】埋葬〜お亡くなりになったカブトムシ君の葬儀および法事

2018/11/07  

8月10日仙台市内のセブンイレブンの灰皿の裏で捕まえた雄のカブトムシ君が逝去された;その時点ですでに立派な成虫であったから、内に来てからだけで3ヶ月近く生き実に長生きしてくれた。 彼の勇姿を偲んで今回 ...

【天体観測】初めての「天体望遠鏡」を購入〜”ファースト・ライト”記念

2018/11/06  

最初の認識 ルネ・デカルト「方法序説」「哲学原理」「精神指導の規則」などから思考を導かれ、筆者はまずこの感覚世界に昼と夜、光と闇があることを認知した。 まず容易に認識され明白な事実から徐々に難しい事物 ...

【マンディアルグ】「大理石」II. ヴォキャブラリー 荒筋と解説

2018/11/06  

アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグの『大理石』とはどんな本なのか;小説である。長編であるが中身はいくつかの短編が一続きになっているような体裁。その中から第2部「ヴォキャブラリー」を紹介する。 概要 ...

【ピノキオ√964】(ピノキオ・ルート・キュウロクヨン)〜サイバー・パンク・ゲロ映画の思い出

2018/11/02  

「ピノキオ√964」は1991年に今は無き中野武蔵野ホールで劇場公開された作品。wikipediaによると”ホラー映画”と分類されている。がそれはちょっと違って激しいノイズ・サウンドのMV的映像で、” ...

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