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詩煩悩

ダンテ『神曲』解説(15)煉獄篇:休息・蛇の襲来・煉獄の門の三段

ダンテ【神曲】まとめ(15)〜「煉獄篇」第7歌・第8歌・第9歌第7歌〜休息ヴェルギリウスと同郷の吟遊詩人ソルデルロの話により、煉獄では日が暮れると活動不能となる由が語られる。夜の闇とともに、人々の力は失せるのだ。これは地獄とは異なる摂理であ...
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ダンテ『神曲』解説(14)煉獄篇:怠惰を超えて進む魂と愛に導かれる登攀

ダンテ【神曲】まとめ(14)〜「煉獄篇」第4歌・第5歌・第6歌煉獄とは、キリスト教における罪ある魂が死後に浄化されるための場所である。天国と地獄の中間、神の慈悲によって救済への道が開かれる峻厳な山である。英語では「Purgatory」。語源...
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ダンテ『神曲』解説(13)煉獄篇:慎ましさの山を登る魂たちの旅路

ダンテ【神曲】まとめ(13)〜「煉獄篇」第1歌・第2歌・第3歌煉獄の島へ──地獄を越えて尊敬する詩人ウェルギリウスの導きにより、ダンテは地獄の深淵を無事に通過した。だが、旅はまだ終わらない。ここから始まるのは魂を浄めるための登攀──『煉獄篇...
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 【チープカシオ徹底比較】F-91WとA-178W|おすすめ2機種の魅力とは

チープカシオの魅力カシオの腕時計は言わずと知れた大人気シリーズ。その中でも“チープカシオ”、略して“チプカシ”は一度使うとクセになる中毒性を秘めたモデル群だ。今回は筆者が実際に愛用している2つのモデルを厳選して紹介したい。どちらもコスパが非...
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 【チプカシ・ベルト交換】サイズ間違いで地獄!DIY作業の全記録

ベルト愛用のチープカシオF-91W。ダイソーの電池での交換は無事成功した(アラームは鳴らなくなったけど)……と思ったのも束の間、今度はベルトが「パキッ」と切れた。昼も夜も付けっぱなし、着脱も多かったので、劣化して当然かもしれない。ちなみに電...
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 【チープカシオF-91W電池交換】失敗と成功のコツ・注意点まとめ

※本記事は2020年に初公開したものに、2025年5月に加筆・再編集を加えたものです。仕様筆者が愛用しているのは、いわゆる“テロリスト・モデル”とも呼ばれる人気のF-91W。装着感がとにかく軽く、寝るときに着けていても違和感がないのが特徴だ...
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ダンテ『神曲』解説(12・完)地獄篇:巨人、氷獄、裏切り、そしてルシファー

ダンテ【神曲】まとめ(12・完)〜「地獄篇」第31歌・第32歌・第33歌・第34歌いよいよ『神曲』地獄篇の旅も最終回を迎える。全34歌から成るこの巨大な詩篇の締めくくりは、象徴の深みと寒さに満ちた“地球の底”である。第31歌──巨人たちの沈...
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ダンテ『神曲』解説(11)地獄篇:裂かれるマホメット・病み苦しむ錬金術師・偽証と近親相姦

ダンテ【神曲】まとめ(11)〜「地獄篇」第28歌・第29歌・第30歌全34歌ある地獄篇の終盤、第28〜30歌を解説。第8圏「マレボルジェ」の10個の濠はこれで最後を迎える。中傷、詐欺、そして狂気の数々──地獄の風景はますますグロテスクに、暴...
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ダンテ『神曲』解説(10)地獄篇:変容する盗人・炎のオデュッセウス・ファラリスの雄牛

ダンテ【神曲】まとめ(10)〜「地獄篇」第25歌・第26歌・第27歌全34歌から成る『神曲』地獄篇も、いよいよ終盤に差し掛かる。今回は第25〜27歌を取り上げる。マレボルジェの終わりに向かい、地獄の描写はますます鮮烈で象徴性を帯びてゆく。第...
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ダンテ『神曲』解説(9)地獄篇:チアンポロの策略・偽善者の鉛衣・不死鳥の盗人

ダンテ【神曲】まとめ(9)〜「地獄篇」第22歌・第23歌・第24歌ダンテとウェルギリウスの旅は、地獄第8圏「マレボルジェ」の中盤へ。ここでは滑稽さと残酷さが入り混じる表現が続き、詩人の筆にも熱と勢いが感じられるようになる。今回は第6〜8の濠...