【部分日食 2018年1月6日】東京で食分0.422|日食グラスと天体手帳で宇宙観測を楽しむ

星を見てたころ
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【部分日食】2018年1月6日 午前10時(東京・食分0.422)──太陽が月に覆われる瞬間を見逃すな!

日食グラス、準備はできていますか?

明日、午前10時――東京では太陽の約4割が月によって隠される「部分日食」が観測されます(食分:0.422)。

もちろん、肉眼での観察は絶対NG! 失明の危険がありますので、”日食グラス”は必ず用意しましょう。100円ショップのものでも構いません。明日の空に向かう準備を、どうかお忘れなく。8-)


「天体観測手帳」という生活革命

筆者が天体観測に目覚めたのはつい昨年の秋。それ以前は、2018年に2回あった皆既月食すら見逃してしまいました。

「星の動きなんてどうでもいい」と多くの人は思うでしょう。忙しい日常の中で、星の運行などはミミズの死骸以下の優先順位に過ぎません。

けれど最近では、“天体観測手帳”という不思議な小道具を使い、筆者は時計を見ずに星を見て時間を読むという生活を試みています。

この手帳には、毎日の太陽や月、惑星の出没時間がびっしり。これがなかなか便利で、神秘的で、ちょっと哲学的。


小学校理科という名の知的放棄

我々日本人は、天体の基本的な仕組みを「小学校理科」で学びます。

ところがその知識は、性教育と同じく「早すぎた真理」として扱われ、理解も咀嚼もされぬまま、テストの点を取るための養分にされます。

その後、就職活動で忙しくなると、「太陽? 月? ああ、小学校で習ったっけ」で終了。

これが現代社会が育てる、宇宙無関心型ロボトミー軍団の正体です。

だが思い出してほしい。月食は満月の時、日食は新月の時にしか起こらない。

これは地球・月・太陽という天体の壮大な一直線が生み出す、天文学的奇跡。明日の部分日食は、まさにその“かすり具合”を私たちに見せてくれるのです。


星は石である。だがその石が語ること

天体とは突き詰めれば「物質の塊」です。燃えているにせよ冷えているにせよ、それは物理的な“モノ”でしかない。

古代人はそれを神と見做し、太陽を崇め、星座に意味を見出しました。現代人はそれを迷信と嘲笑し、AIで観測し、数式で解析します。

だが本当にそれだけでしょうか?

昨晩、筆者はオリオン座とシリウスに向かってゲロを吐きました。感動したからではなく、飲みすぎたからです。

それでもなお、空に光るものを見て心がざわつく感覚を、人間は捨てきれない。

明日の午前10時、太陽に影がかかるその瞬間、ぜひ空を見上げてほしいのです。


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