疑似学術地帯 逃げるアタランテ第4図の解釈|兄妹の結合と“愛の杯”の象徴を錬金術から読む 【ATALANTA FUGIENS】エンブレムIVの解読 ― 兄と妹の結合と“愛の杯”の秘義"Conjunge fratrem cum sorore et propina illis poculum amoris."「兄を妹と結び合わせ、彼... 2020.01.30 疑似学術地帯
詩煩悩 【愛の化身】ボロズウィック×マンディアルグ|異端映画と文学の交差点 【愛の化身】ボロズウィック監督とマンディアルグ原作映画の一考察監督についてポーランドの異色映画監督、ワレリアン・ボロズウィックなる者あり。近年においては『エマニュエル5』(1986年)などを手がけしが、元来は仏蘭西象徴文学と縁深きアンドレ・... 2020.01.26 詩煩悩
プラ保存箱 思春期と「恥」のはじまり|陰毛をめぐる記憶と心の成長エッセイ 【恥の発生】陰毛と成長の記憶から考える人間の「羞恥」と「恐れ」陰毛、またの名を恥毛。これは人間の性的な成熟の徴として現れるものであり、生まれたときから備わっているものではありません。誰しもいつかは生える、だがその「いつか」の時差が、少年たち... 2020.01.22 プラ保存箱
思考の化石 ノストラダムスと人類滅亡の可能性を哲学的に対話形式で考察|核戦争とSFのリアルな未来 【人類滅亡】ノストラダムスの大予言の“その後”を生きる;あるいは愚直なる笑いの宇宙前回の記事でノストラダムスの話をしたので、今回はその流れに乗って「人類滅亡」という少し物騒なテーマを真面目に考えてみたい。もちろん「歴史の終わり」なんて壮大な... 2020.01.19 思考の化石
詩煩悩 ユディット記とは?旧約外典に描かれた美しき暗殺者の物語 【ユディット記】旧約聖書外典より〜美女の剣と、信仰に貫かれた暗殺古代メソポタミアの流域、いわゆる中東地域は、文字・宗教・国家といった人類文明の根が張られた「ゆりかご」の地である。だが、今やその地名を耳にして思い浮かぶのは――乾いた荒野、砲火... 2020.01.15 詩煩悩
詩煩悩 トビト書とは?旧約外典に描かれた天使ラファエルと悪霊アズモダイオスの物語 【トビト書】旧約外典より〜悪霊アズモダイオスを祓う天使ラファエル聖書と聞くと多くの人が“正典”のみを思い浮かべるかもしれない。しかし、聖典の外にも数多くの「アポクリファ(外典)」が存在する。そしてそれらは「偽書」などと簡単に切り捨てられるも... 2020.01.14 詩煩悩
プラ保存箱 仙台・国分町「味よし」ラーメン|夜の雑踏で見つけた癒しの一杯 仙台【国分町】ラーメン「味よし」〜夜の雑踏に現れたオアシス杜の都・仙台市の歓楽街「国分町」にあるラーメン店『味よし』での一杯。その夜、仕事で来仙した東京の知人を案内した筆者が体験した、小さなオアシスのようなラーメン屋の記録です。観光や出張で... 2020.01.11 プラ保存箱
評論詐欺 【日本国憲法】講談社学術文庫レビュー|憲法語彙と教育理念から現代日本を読む 【日本国憲法】講談社学術文庫紹介〜現代日本国家の「最高法規」をあらためて読む概説この薄くて小さな文庫本には「日本国憲法」の全文に加え、付録として「大日本帝国憲法」「教育基本法」「児童憲章」および英訳憲法が収録されている。新版にはさらに「日米... 2020.01.09 評論詐欺