2020-01

哲学

【ATALANTA FUGIENS】「逃げるアタランテ」EMBLEMA IV.〜兄と妹を結合させ彼らに愛の杯を呑ませよ

"Conjunge fratrem cum sorore et propina illis poculum amoris."近親相姦兄と妹の交尾は近親相姦と言ってキリスト教上の罪である(日本にこれを禁ずる法律は特にない)。しかしマルキ・ド・...
小説

【愛の化身】ワレリアン・ボロズウィックのソフトコア・ポルノ映画原作について

監督ポーランドの映画監督であるワレリアン・ボロズウィック(最近だと「エマニュエル5」1986年)はあまりメジャーではないが、昔からアンドレ・ピエール・ド・マンディアルグの小説を映画化していて注目に値する。2006年に亡くなっているが40本ほ...
エッセー

思春期と「恥」のはじまり|陰毛をめぐる記憶と心の成長エッセイ

【恥の発生】陰毛と成長の記憶から考える人間の「羞恥」と「恐れ」陰毛、またの名を恥毛。これは人間の性的な成熟の徴として現れるものであり、生まれたときから備わっているものではありません。誰しもいつかは生える、だがその「いつか」の時差が、少年たち...
エッセー

【人類滅亡】ノストラダムスの大予言後の粕の世界;日々是世普遍存続笑

前の記事でノストラダムスの話になったから、その流れで今回人類の滅亡について少し真面目に考えてみよう。人類滅亡イコール歴史の終わりであるが、歴史について学識がないので云々するつもりはない。この記事の主題は誰も考えようとしない見ようとしない、奇...

【ユディット記】旧約聖書外典より〜勇気ある美女の果敢な暗殺行為

極東は東南アジアなんかを指すが中東といえば人類が地球上に発生してから、最も重大な文明や信仰が培われた地域でもある。しかし過去の偉大な栄光は衰え、現代ではそれらの国々を人々が思い浮かべるや「恐い」「行きたくない」「気味が悪い」印象しかない。そ...

【トビト書】旧約外典(アポクリファ)より〜悪霊アズモダイオスを祓う天使ラファエル

旧約聖書には正典の他外典(アポクリファ)と呼ばれる諸書の文書があるのをご存知だろうか;「正統」や「異端」、「正典」と「外典」(あるいは偽典)とは人間の法律や慣習が決めた線引きに過ぎず、物事の真相を深く究めるにはそういったレッテルに拘ることな...
日常

仙台・国分町「味よし」ラーメン|夜の雑踏で見つけた癒しの一杯

仙台【国分町】ラーメン「味よし」〜夜の雑踏に現れたオアシス杜の都・仙台市の歓楽街「国分町」にあるラーメン店『味よし』での一杯。その夜、仕事で来仙した東京の知人を案内した筆者が体験した、小さなオアシスのようなラーメン屋の記録です。観光や出張で...
評論

【日本国憲法】講談社学術文庫紹介〜現代日本国家の「最高法規」をあらためて読む

概説この薄くて小さな文庫には「日本国憲法」と付録として「大日本帝国憲法」「教育基本法」「児童憲章」と英訳の憲法が付いている。(新版には日米安全保障条約も付す;これは明らかに安倍政権の憲法改正への強い姿勢に対する出版社側の反応であろう。なぜな...