「 月別アーカイブ:2018年10月 」 一覧

【ラーメン山岡家】「ダイエット中」にもし食べたくなったらこうしよう(1)

2018/10/31  

筆者がカロリー計算によるダイエット生活を再び始めたのが約一ヶ月前;それは記事にも書いた。さて今日それ以来初めて大好きな山岡家のラーメンを食べた。だんだん摂取カロリーのコントロールがわかってきたので、解 ...

【三島由紀夫】「金閣寺」〜完全な変質者による完全なる変質者の書

2018/10/26  

巡り巡って三島由紀夫氏の「金閣寺」を再読した;そもそも私が初めてまともに三島作品を読んだのがこれであったから、1回目は何が何だかわからず、ただ文章に圧倒されただけであった。 その後氏について作品を読み ...

ダイエット【カロリー計算】に潜むツラさ〜メリットとデメリット

2018/10/25  

仕事が忙しいとブログが書けなくなる;というか面倒臭くなるのは仕方ない。作家というものはヒマがないと成り立たないし、面白い記事も浮かんでこない。そんな余裕がないからだ。 そこで思いついたのは目下継続中の ...

【三島由紀夫】「獣の戯れ」レビュー〜凶器”黒いスパナ”にこもる太陽の燃える熱気

2018/10/24  

しばらくぶりの三島由紀夫レビュー。この作品は以前読んでいたがレビューは書かなかった。同じようなものに「美徳のよろめき」「青の時代」「宴のあと」なども読んだけどレビューしてないのがある。 谷崎源氏などに ...

谷崎潤一郎【卍】(まんじ)あらすじ・感想〜朦朧とした意識で見る愛しい女の残酷

2018/10/20  

谷崎先生40代頃の傑作「卍」(まんじ)は、例によってひらがなを多用し句読点を省いた語り口の文体だが、女性の関西弁による告白の形をとっている。初めからずるずると引き込まれてしまい止められなくなるが、後半 ...

谷崎潤一郎【蘆刈】(あしかり)〜十五夜の月見の晩に出会った男の語った源氏風の恋物語

2018/10/18  

谷崎潤一郎氏のそこそこ短い小説「蘆刈」のあらすじと簡単な感想を述べる。 あらすじ そもそも洒落た題名の意味が現代人にはよくわからないであろう;話の中で主人公が蘆のたくさん生えた川の中の洲に佇んで月を眺 ...

谷崎潤一郎訳【源氏物語】「夕顔」〜愛人を取り殺した魔物が出る話

2018/10/16  

原文の魅力 ”原文”の持つ魅力というものに取り憑かれ、ここのところ日本文学にハマっている。谷崎潤一郎がその生涯3回目の現代語訳を試みた『源氏物語』は、谷崎氏の訳を原文で読むことができる;原文の原文、『 ...

【泉鏡花】「多神教」〜恐るべき神道キャラクター総登場

2018/10/08  

昭和2年発表の比較的新しい戯曲「多神教」は、文体は明治の作品と同じく難しいが、解読すれば気違い染みた面白さの怪異な内容である。 登場人物が神社の神主や姫神や烏天狗などであるため、呪いの5寸釘の藁人形な ...

【泉鏡花】「龍潭譚」(りゅうたんだん)〜謎の羽虫が飛び交う野道

2018/10/07  

「龍潭譚」(りゅうたんだん)は明治29年発表の短編小説;かの澁澤龍彦も三島由紀夫との対談で、鏡花を初めて読んだのがこれだったと語っている。 ●参考記事→澁澤龍彦【三島由紀夫おぼえがき】中公文庫版〜レビ ...

【泉鏡花】「山吹」〜人形使を鞭打つ家出不倫の若妻

2018/10/06  

大正12年6月発表の戯曲「山吹」は三島由紀夫と澁澤龍彦が対談で絶賛しているため、鏡花作品中でもその名はよく知られていると思う。この時代に書かれたとは思えないサド・マゾヒズム的テーマを扱った内容でもあり ...

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