ジョルジュ・バタイユ【有罪者】無神学大全2〜感想・レビュー・紹介

ジョルジュ・バタイユの「有罪者」という本を読んだので感想を述べる。手記形体これは本によると第2次世界大戦が勃発した直後に書き始められ、戦争中の心境を綴ったノートの形のような内容となっていた。少なくとも一読者としてはそのように感じた。つまり脈...

ダンテ【神曲】まとめ(21)〜「煉獄篇」第25歌・第26歌・第27歌

ダンテの「神曲」まとめシリーズ再開 ;-) この回は第27歌しか見所はない。なので25歌、26歌は飛ばしてもらっても構わない。第25歌〜第七圏「好色」ダンテとウェルギリウス、そして道連れのスタティウスらは煉獄頂上を目指して登る。最後の第七の...
哲学

アウグスティヌス【告白】上巻(岩波文庫)レビュー〜聖人の赤裸々な罪の告白

概要アウグスティヌスは紀元4〜5世紀頃の古代キリスト教父の一人で聖人。哲学者・神学者でもある。「告白」(上)はアウグスティヌスがこの世に生まれて迷妄にさまよってから回心し、故郷の北アフリカに帰る直前に母を失うまでが書かれている。派手な文体に...
まとめ記事

哲学者【プラトン】対話編〜レビュー・解説まとめ

古代ギリシャ哲学者プラトンの著作レビューまとめ。「プラトン全集」の蔵書の有無は、図書館の機能充実度を測る尺度と言っても過言ではない。古来より最も重要視されてきた、有意義な書物ばかりである ;-) ◯プラトン【パイドン】「魂の不死について」〜...
哲学

プラトン【ピレボス】「快楽について」〜レビュー・感想・カンタン解説

概要(Argument)古代ギリシャ哲学者プラトンの『ピレボス』〜「快楽について」は岩波書店の全集第4巻に入っており、対話編の中でも快楽というテーマを主に考察していく内容となっている。無論このいとも聡明な賢者にとっては「快楽」なるものは、澁...
エッセー

学校・仕事【休み明け】が恐い人たちに読んでほしい記事

今回のはフリーランスや自営業者の方々ではなく、主に一般的な雇用労働者で休み明けの学校・仕事が嫌な人へ向けた記事であった。とはいえカレンダー関係なしという働き方をしている人たちでさえ、堂々と休みだと言えるのは日曜日。月曜日が恐ろしいことに変わ...
日常

男の昼メシ【パスタ】レシピ〜激安・超速・激ウマ・メニュー集

前置きパスタ、スパゲッティー、何と呼んでも構わないがここでは「パスタ」と呼ぶ。ただしあくまで「自炊」の話。というのはお店で食べるとほとんどの場合お洒落で量が少なく、とても男子向けでは無いからだ。いったいパスタ程安くて簡単で、かつ美味い昼メシ...
哲学

プラトン【パルメニデス】「イデアについて」要約・レビュー〜異色作を紹介

岩波書店プラトン全集4巻収録の「パルメニデス」とはどんな本なのか、まだ読んでいらっしゃらない読者に代わってレビューしてみたいと思う。きっかけ今回この本を読んでみようとなったきっかけはつい昨日20年ぶりに「ティマイオス」を読んで思考が麻痺した...
映画

おすすめ海外ドラマ【ゲーム・オブ・スローンズ】間違いなくハマる24以来の中毒性

噂のアメリカの人気海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(Game of Thrones)について紹介!「ゲーム・オブ・スローンズ」とはタイトルが「ゲーム」のため最初ストラテジーかロールプレイングかよと思わせられる。しかしこれはドラマである...

三島由紀夫【近代能楽集】の楽しみ方を紹介〜日本の伝統芸能「能」の魅力

その本の名前を聞いても?となってしまう現代の読者たちのために、三島由紀夫の「近代能楽集」とはどんな内容なのか簡単に紹介する。「近代能楽集」とはこれは日本の古典芸能である「能楽」の演目八編を、近代の舞台に置き換えて再解釈した戯曲集である。日本...