評論詐欺

ワーグナーが語るベートーヴェン──ボードレールも魅了された芸術の本質

ワーグナーが語るベートーヴェンあのワーグナー──ボードレールやニーチェも熱狂し、ビアズレーの挿絵などでも知られるこの巨匠が、実はベートーヴェン論を書いていたのをご存知だろうか? その名もズバリ『ベートーヴェン』。タイトルはシンプルだが中身は...
詩煩悩

「歩きスマホ」を150年前に予言?ボードレール『七人の老爺』のビジョン

パリの街角に現れた異形の老人たちシャルル・ボードレールの詩集『悪の華』に収められた「七人の老爺」──この不気味な散文詩では、パリの街をさまよう主人公(=ボードレール自身)が、奇妙な体験をする。疲れ切った心と頭の中で言い合いながら歩いていると...
小説の闘牛場

【エドガー・アラン・ポー短編集】推理・恐怖・終末──名作レビューまとめ

【エドガー・アラン・ポー短編集】推理・恐怖・終末──名作レビュー集当ブログでも特に人気の高い、エドガー・アラン・ポー短編レビュー集です😉ポーの怪奇、推理、終末テーマを幅広く紹介しています。お気に入りをぜひ探してみてください。【エドガー・アラ...
哲学的偏見

【異質的なもの】廃れた神々と、私たちの忘却──科学時代を超えて

【異質的なもの】廃れた神々と、私たちの忘却形容詞──脳髄への注射この世には注射針を使う薬や、飲み下す薬があるが、最も劇的なものは目と耳から入る薬だ。なぜなら、それらは直接、脳に作用するからである。「神」や「神々」という単語も、とうの昔に役目...
哲学的偏見

【終末の正四面体】焼肉と脂肪に満ちた80年後の覚醒

【戦後80年の幻】崩れた平和、燃える脂肪──焼肉の時代の終わりに時間という立方体まず、あなたの頭の中に「立方体」を思い浮かべてほしい。これはあなた自身の「時間」である。このキューブは他の誰にも見えず、ただあなたの内側にだけ存在する。だがある...
詩煩悩

【聖体拝受と自然の恵み】パンとワインが築く肉体と永遠の命

口御身らよ、耳を傾けよ──われらは飲み物と食べ物によって造られし者なり。 初めより、われらは口を与えられた。口より飲み物食べ物を受け、腹に納め、後には排す。 胃袋もまた、天地創造の設計により賜りし器なり。われら、口と胃袋を与えられし者は、日...
詩煩悩

骨⇔肉&言葉の斥き⁅一⁆胆色スピリット※Hermes-Metatron-Invisible-Darkness※

※本稿は、骨・肉・スピリットの三位的構造と、それに付随する言語機能の崩壊過程を考察対象とし、Hermes-Metatron-Invisible-Darknessを語り手とする寓意的対話形式を通して、グノーシス派思想におけるプルローマ崩壊とデ...
詩煩悩

ソヴェンゴヴェン・モロシッパ・ザイーベ|グロッソラリア的黙想の祈祷書

ソヴェンゴヴェン・モロシッパ・ザイーベ〜キリスト教的瞑想のための小祈祷書〜目次 Prologus(序章)──永遠なる静寂へ Initium(始まり)──存在することの意味 Nebulae(霧)──夢と現実の狭間で Ranae(蛙)──言葉の...
詩煩悩

Lettre spirituelle à Madame Sybille — Hommage à A. P. de Mandiargues

"Continuez à entendre, mais sans comprendre ;Continuez à voir, mais sans percevoir ;Engourdis le cœur de ce peuple,Rends...
詩煩悩

【列車】〜What’s Fuck Men? 不条理中の不条理へ疾走する山

列車〜What's fuck men? It is a Mountain running to the absurdist of absurdities.──「マルドロールの歌」的デペイズマン散文。ご堪能あれ。8-)青い心──DEATH.1...