「 takaの記事 」 一覧

【Book of Jasher】「義人の書」洋書レビュー〜退屈な歴史書の中に奇妙な果実を拾う

2020/02/24  

概要 今回は実に退屈な本の紹介。"Book of Jasher"は旧約聖書の各部分で言及されている書物の1つであり、現存する唯一の本だそうだ。 これの英訳がすごく低価格だったために、衝動買いしてしまっ ...

【John Milton / Paradise Lost】ミルトン「失楽園」洋書レビュー

2020/02/19  

謝罪 ブログ開始初期の頃に書いた「失楽園」の記事で、私は"Paradise Lost"の英語は一般的な能力で解読可能だと書いてしまった。ここに謝罪しなければならない。通し読みもせず、Wikipedia ...

【ATALANTA FUGIENS】「逃げるアタランテ」EMBLEMA X.〜火には火を、水銀には水銀を与えよ、そして君は満たされる

2020/02/17  

"Da ignem igni, Mercurium Merucurio, et sufficit tibi." 加算 第4の”兄と妹の結合”にもニュアンスがやや似る。火には火を与え、水銀には水銀を与え ...

【ATALANTA FUGIENS】「逃げるアタランテ」EMBLEMA.IX〜老爺を木と共に露の家に閉じこめよ、その実を食べ彼は若返る

2020/02/16  

"Arborem cum fene concludein rorida domo, et comedens de fructu ejus fiet juvenis." 露 露は『沈黙の書』でも言及され ...

「禁欲」と「節制」の違い〜欲望に忠実なのが節制、嘘を付くのが禁欲

2020/02/15  

「禁欲」「節制」について、難しくないエッセー風の論考。 禁欲 「禁欲」とは己を欺き、己の欲望を捻じ曲げ、押し隠そうとすることである。例えば友達から詰られ、馬鹿にされるとする。君は腹が立つとする。ならば ...

【殉教】について〜(これは過激な記事とは違います)

2020/02/14  

信仰 西暦3〜4世紀、キリスト教が社会的に認められることによって迫害が消され、神の国を求めてこの世をさすらう信徒らは死に場所を失う。生きていても意味がない、異質な人々と暮らすのが辛い。 斬首・火炙りe ...

【第三エノク書】グノーシス的カバラ・ヘブライズム文書の最高傑作!!

2020/02/13  

"The complete book of Enoch"なる本を、これで一読できたのであるが、これは私の”The best book" オブ・洋書の一冊に入る。The best book of 洋書の ...

【第二エノク書】感想・レビュー あるいは古代人の感覚について

2020/02/10  

黙示 「第一」のレビューでエノク書がやや退屈でつまらないと書いた。続けて「第二」を読み進めながら、あまりのくだらなさに挫折しそうになった時、某サイトでエウアゲリオスの『覚知者』(Gnousticus) ...

【ATALANTA FUGIENS】「逃げるアタランテ」EMBLEMA VIII.〜1個の卵を取りそして火の剣で打て

2020/02/09  

"Accipe ovum et igneo percute gladio." 概要 このエピグラフは「逃げるアタランテ」でも最もポピュラーではないだろうか。澁澤龍彦の紹介で掲載されたこともある、この絵 ...

【第一エノク書】旧約聖書外典レビュー・感想〜「エノク書」って大体どんな本?

2020/02/08  

概説 講談社文芸文庫旧約聖書外典(下)に収録されているらしい『エノク書』;この本にはいくつか種類があるようでややこしい。また文芸文庫は高価であり教文館のもまた然り。こういう時はどうするか。 基本的に聖 ...

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