"Appone mulieri super mammas bufonem, ut ablactet eum,
et moriatur mulier, sitque bufo grossus de lacte."
授乳
普通人間の女のおっぱいは赤ん坊に母乳を飲ませるものである。赤ん坊がおっぱいを吸うのは生まれたばかりで固い食物が食べれないからである。つまり母乳は赤ん坊の食物である。だがなぜおっぱいに蝦蟇を押し当てて、さらに授乳しなければならないのか。
しかも女は蝦蟇の毒で死ぬ。死んでまで蝦蟇を大きく育てねばならないのか。よろしい、そうであるとしよう;では例のように勝手に解釈を加えていこう。
巨乳
女のおっぱいは赤ん坊の授乳だけでなく、大人の男の性欲の対象でもある。つまり男は女のおっぱいが好きであり、これを見たり想像したりするだけで男根がうずくか固くなる。嘘だと思うなら安いキャバクラで顔はさして可愛くないが巨乳で人気の嬢を指名してみるが良い。なるほどと思われることだろう。
強制にせよ同意に基づいてにせよ、セックスすれば普通の性欲の持ち主は女のおっぱいを吸う。揉む人もあれば乳首を噛む人も。とにかく男はおっぱいの乳首を吸うのだ。これはおっぱいを吸う蝦蟇が性欲を象徴していることを意味する。
妊娠
骨と肉でできた死すべき人間は基本的に男女間で生でセックスし、膣中に精子を注がなければ妊娠せず、妊娠しても新生児が生まれるまで母親は胎内で育てねばならない。この間母親は食物を摂るが、この栄養は母親の体内で胎児に供給される。
こうして人類の子孫は受け継がれていくので、一人一人は必ず死んでも人類という種族は続くわけだ。従って基本的に人間同士がセックスしなければ人類は滅亡する。
情欲
さて骨と肉の身体は食い物で出来ており、動物的な本質を有する。動物的欲求とは情欲のことである。セックスの本質は原則として愛ではなく情欲である。”膣内射精”という言葉がこれを物語っている。この用語が淫らな意味合いなしに語られたりイメージされることはない。
この蝦蟇は情欲の象徴である。情欲にその対象たる女に養分を供給させよ、蝦蟇の毒で女が死ぬまで、という読みになる。その方法はなんでも良い。風俗に行っても、ネットで動画を見ても良い。蝦蟇が大きく育った時、つまり情欲による興奮が最高に達した時が、哲学的な射精を意味する。
まとめ
チベット密教もウィリアム・ブレイクも欲望の抑制を否定していることは前にも何度も述べた。上記で”哲学的”射精と言ったがむしろグノーシス的な射精と書いた方が良さそうだ。
情欲の火は燃え、燃え、燃え続けて、もはや燃やすものが何ひとつなくなった時、自ずから消火するのである。