哲学的偏見 【プラトン】「ティマイオス」再読・感想〜プラトン全集(岩波書店)より この地上で最も魅力ある書物「ティマイオス」。古来様々な名著で引用され多くの偉大な学者・智者に強い影響を与えた。この本は呪文の一種である;読むと強烈なインパクトが魂に刻印される。それはおそらくプラトンがエジプトを訪れており、その地の魔術的象形... 2019.05.29 哲学的偏見
哲学的偏見 アリストテレス『自然学』とは何か|運動・場所・時間と「第一の動かすもの」を探る哲学書 【アリストテレス】『自然学』紹介|「動くものはすべて動かすものによって動かされる」場所と時間の哲学「動くものはすべて動かすものによって動かされる」――アリストテレスが『自然学』で説く、あまりにも単純で根本的な理屈。加えて、「動かされるものは... 2019.05.28 哲学的偏見
疑似学術地帯 【ブッダ 悪魔との対話】サンユッタ・ニカーヤⅡより四つの逸話と“生存の素因”の哲学的考察 【ブッダ 悪魔との対話】サンユッタ・ニカーヤⅡより──四つの逸話と「生存の素因」【サンユッタ・ニカーヤⅡ】「ブッダ 悪魔との対話」中村元訳・岩波文庫〜紹介と感想 悪魔との対話』(中村元訳)第1集・第4篇・第3章に収められた特異な逸話群を紹介... 2019.05.23 疑似学術地帯
評論詐欺 【ユリイカ1992年9月号】マンディアルグ特集号レビュー──詩人が再読する幻の文芸誌 【ユリイカ1992年9月号】マンディアルグ特集号──幻の一冊を再読して 雑誌「ユリイカ」と私文芸誌『ユリイカ』は、1990年代初頭の文化的記憶において、前衛を気取った硬派な雑誌として際立っていた。インターネットのない時代、こうした雑誌は“文... 2019.05.22 評論詐欺
疑似学術地帯 ブッダ悪魔との対話|中村元訳サンユッタ・ニカーヤⅡ解説 【サンユッタ・ニカーヤⅡ】『ブッダ 悪魔との対話』中村元訳・岩波文庫より――内容紹介と感想書籍概要と第一印象岩波文庫『ブッダ 悪魔との対話』は、同社の『ブッダ 神々との対話』の姉妹編にあたる一冊である。以前『神々との対話』については紹介した... 2019.05.14 疑似学術地帯
小説の闘牛場 サド『美徳の不幸』レビュー|善はなぜ破滅するのか? 【サド『美徳の不幸』レビュー】反道徳的寓話に見る“美徳の愚かさ”と思想の逆転はじめに──新サド選集の文脈と三島由紀夫桃源社から1965年に刊行された「新サド選集4」は、澁澤龍彦による訳業の中でも特に重要な位置を占めている。当時の日本における... 2019.05.13 小説の闘牛場
哲学的偏見 ソクラテスの「無知の知」と心の浄化──プラトン対話編から情欲と理性をめぐる哲学的考察 ソクラテスの「無知の知」と心の浄化――プラトン対話編から哲学的情欲論へ無知を知るという知恵──ソクラテスの出発点「私は自分が何も知らないということを知っている」。ソクラテスのこの言葉は、古代ギリシア哲学の核心に位置づけられてきた。それは単な... 2019.05.06 哲学的偏見