2018-01

映画

【レヴェナント:蘇りし者】レビュー〜評価・感想とあらすじ

紹介こちらは2015年公開のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥという「バベル」で知られる長い名前の監督の映画である。ゴールデングローブ賞をはじめとした数々の受賞記録がある名画である。監督には最近だと「バードマンあるいは無知がもたらす予期...
日常

一級建築士・製図試験の体験談|40代からの挑戦記録

【一級建築士】設計製図試験リアル体験記〜40代からの挑戦建築士法にはこう書かれている――「建築士は,常に品位を保持し,業務に関する法令及び実務に精通して,建築物の質の向上に寄与するように,公正かつ誠実にその業務を行わなければならない」。本記...
評論

澁澤龍彦『サド侯爵の生涯』レビュー|サディズム文学の異端者マルキ・ド・サドを徹底解剖

澁澤龍彦『サド侯爵の生涯』レビュー|サディズムと涜神の文学者、マルキ・ド・サドを読む紹介本書は1964年に初版が刊行され、補遺を加えて現在の形となった。筆者が手にしたのは中公文庫の第5刷(昭和58年)である。表紙や題名は一見地味だが、その中...
エッセー

【原宿ホコ天】の記憶〜バンドブームとアマチュア・パンク・バンド

特定を若干おそれながらもすでに30年に近い年月が経過していること、及びWEB上の資料的価値を考慮し1980年後半〜1990年初頭の原宿歩行者天国とそこに実在したパンク・バンド「バーニング・キッズ」について語る。 ホコ天それは代々木公園の南側...
評論

三島由紀夫【私の遍歴時代】青年が「文士」になるまでの赤裸々な回想録

自伝的評論のような作品「私の遍歴時代」は中公文庫版「太陽と鉄」に併録されている。セットでお得なうえ読み物としてもかなり面白い。 納得ある晩のこと、三島由紀夫の魂が黄泉から現れて、茶色くなった古本のページに印字された文字を通して「遍歴時代」の...
小説

三島由紀夫・短編集【鍵のかかる部屋】を紹介〜禁断の少女愛への誘惑

少女愛この短編集は新潮文庫で出ているのだけれども、とても気に入った。買ってずっと持っていたくなる本である。まず表題作「鍵のかかる部屋」はまさかの少女愛の話だった。役所勤めのエリート青年・一雄がとある情事で人妻桐子の家に通うようになる。旦那が...