小説 『ドグラ・マグラ』は奇書か?毒舌レビューで徹底酷評 【夢野久作】『ドグラ・マグラ』読了断念レビュー|これは“奇書”ではなく、駄作だ◆ 読後感:限界でしたちくま文庫版『ドグラ・マグラ』全640ページのうち、私は570ページまで読み進め、最後は苦し紛れに読み流した。その理由は簡単で、この小説がと... 2025.05.02 小説
小説 赤死病の仮面|ポーが描く終末と死の舞踏会 【エドガー・アラン・ポー】「赤死病の仮面」〜終末の舞踏会に現れた〈死〉の化身■「赤死病」──血と斑点と死エドガー・アラン・ポーの短編小説『赤死病の仮面』(The Masque of the Red Death)は、読む者を得体の知れぬ終末的... 2025.05.02 小説
哲学 【ダンテ神曲・天国篇×アリストテレス】宇宙論と天動説を読む鍵 『神曲』天国篇は、地上世界を超えた霊的宇宙の構造を描き出します。この記事では、ダンテが描く天の階層を理解するために必要な背景──アリストテレスの自然学、天動説、古代から中世の宇宙観──を解説し、哲学と詩が交差する壮大なスケールの世界を読み解... 2025.05.02 哲学
詩 ダンテ『神曲』天国篇 第31〜33歌|至高天の薔薇と三位一体の黙示 ダンテ【神曲】まとめ(34・最終回)〜「天国篇」第31歌・第32歌・第33歌ついに到達した『神曲』最終章──天国篇の終盤は、聖母、聖人、天使、そして神そのものの光に包まれる。ベアトリーチェとの旅も、ここで静かに幕を閉じる。第31歌〜薔薇の円... 2025.05.01 詩
詩 ダンテ『神曲』天国篇 第28〜30歌|天使の階級と薔薇の至高天へ ダンテ【神曲】まとめ(33)〜「天国篇」第28歌・第29歌・第30歌いよいよ『神曲』は最終領域「至高天」へ。天使たちの階層、堕天と悪魔、そして宇宙の中心に咲く薔薇──神の真理に触れようとする詩人ダンテの魂は、ついに宇宙の最奥へとたどり着く。... 2025.05.01 詩
詩 ダンテ『神曲』天国篇 第25〜27歌|月桂冠の夢とアダム、原動天の到達 ダンテ【神曲】まとめ(32)〜「天国篇」第25歌・第26歌・第27歌抽象的なテーマが続く「天国篇」も、いよいよ核心に迫ってきた。信仰、希望、愛というキリスト教三元徳がそれぞれ問われ、最終章「至高天」直前の“精神的関門”が始まる。詩人ダンテの... 2025.05.01 詩
詩 ダンテ『神曲』天国篇 第22〜24歌|双子座と信仰の試練、聖母の幻視 ダンテ【神曲】まとめ(31)〜「天国篇」第22歌・第23歌・第24歌『神曲』天国篇もついに終盤に差し掛かる。魂の高みを目指す旅は、天文学・信仰・神話が交錯する星々の領域へ──。目まぐるしくも美しい宇宙の詩を、今しばし追いかけていこう。第22... 2025.05.01 詩
詩 ダンテ『神曲』天国篇 第19〜21歌|鷲の正義と土星の沈黙 ダンテ【神曲】まとめ(30)〜「天国篇」第19歌・第20歌・第21歌天国篇もついに中盤を越え、詩はますます抽象的で神秘的な光に満たされてゆく。読者としてはまるで宇宙という名の虚空を泳いでいるような感覚──だが、ここまで来たのだからもう少し頑... 2025.05.01 詩
詩 ダンテ『神曲』天国篇 第16〜18歌|追放の予言と木星天の歓喜 ダンテ【神曲】まとめ(29)〜「天国篇」第16歌・第17歌・第18歌舞台は火星天──光る十字架の中心から、ダンテの高祖父カッチャグイダが再び口を開く。血の記憶と予言、そして人間世界への警句が、火星の光の中で鳴り響く。第16歌〜田舎者と堕落の... 2025.05.01 詩
詩 ダンテ『神曲』天国篇 第13〜15歌|太陽と火星に響く賢者と殉教者の光 ダンテ【神曲】まとめ(28)〜「天国篇」第13歌・第14歌・第15歌ダンテとベアトリーチェは天国界第4天「太陽天」に留まりつつ、賢者たちとの対話を続ける。そして次なる舞台は、光の殉教者たちが輝く「火星天」へと移る。第13歌〜知恵と慎重の舞踏... 2025.05.01 詩