2025-05

詩煩悩

ジョン・ミルトン『失楽園』英語原文レビュー|原典の難解さと邦訳の魅力

【John Milton / Paradise Lost】ミルトン『失楽園』洋書レビュー|原文と邦訳のあいだで冒頭にあたって:訂正と反省かつてブログ開始当初に書いた『失楽園』の記事において、「英語がそれほど難解ではない」と述べたことを、この...
詩煩悩

ホメロス『イリアス』あらすじと解説|英雄アキレウスとヘクトールの戦い

ホメロス『イリアス』あらすじと感想|英雄アキレウスとヘクトールの戦いホメロス(紀元前8世紀頃)は、ギリシャ文学の源流とも言える大詩人です。代表作『イリアス』と『オデュッセイア』は、後世の文学・芸術・哲学にまで多大な影響を与えました。ホメロス...
詩煩悩

【ボードレール『悪の華』】「どうにもならないもの」「破壊」|悪魔と絶望の詩学

【ボードレール『悪の華』原文を読む】「どうにもならないもの」「破壊」──絶望と悪魔の詩学19世紀フランス象徴詩の金字塔『悪の華』。本稿ではその中から、とりわけ深淵と絶望を詩的に描き出した二篇──「どうにもならないもの(Irremédiabl...
小説の闘牛場

【ソドム百二十日】澁澤訳・序章の世界|舞台シリング城と法典の異常構造

【マルキ・ド・サド】『ソドム百二十日』澁澤龍彦訳・河出文庫版紹介|狂宴の舞台と法典河出文庫版『ソドム百二十日』は“序章”の完訳であり、全体の6分の1ほどに過ぎないながら、密度は濃い。この短い序文において、サドは狂気の舞台であるシリング城と、...
小説の闘牛場

【ソドム百二十日】登場人物ガイド|サドが描く狂気と退廃の饗宴

【マルキ・ド・サド】『ソドム百二十日』登場人物ガイド|狂気の饗宴を彩る異形たちフランス革命前夜、密室で繰り広げられる究極の退廃劇『ソドム百二十日』。その舞台となるシリング城には、老若男女あわせて40人超の登場人物が集う。だが彼らは単なる登場...
疑似学術地帯

プトレマイオス『アルマゲスト』日本語訳を読む:恒星社厚生閣版の評価と限界、天動説と幾何学宇宙論の魅力

プトレマイオス『アルマゲスト』日本語訳(恒星社厚生閣版)に関する学術的レビュー本稿では、クラウディオス・プトレマイオス著『アルマゲスト』の恒星社厚生閣版日本語全訳について検討する。具体的には、『アルマゲスト』の歴史的意義とその学術的な位置づ...
詩煩悩

シェイクスピア『マクベス』あらすじと名言・感想|野望と呪いの悲劇

シェイクスピア『マクベス』あらすじと名言・感想|野望と呪いの悲劇シェイクスピアの四大悲劇の一つ『マクベス』は、魔女の予言に導かれ、王の座を奪い、破滅へ向かう男の物語。今回は、あらすじとともに印象的な名言を厳選して紹介しながら、その魅力をレビ...
疑似学術地帯

『父母恩重経』とは何か?永平寺の読経音源と現代テキストの違いを読み解く

【仏説父母恩重難報経】『父母恩重経』覚書〜永平寺の読経音源と比較して見えてきたこと正倉院に収められている「聖語蔵」。この中に『父母恩重経』も収蔵されていました。通称と普及版について『仏説父母恩重難報経』は中国での正式名称ですが、日本では通称...
ラーメン豚の鳴き声

【日清ラ王 vs マルちゃん正麺】袋ラーメン頂上決戦!バリカタ調理で明暗くっきり

袋ラーメン対決!【日清ラ王】VS【マルちゃん正麺】〜バリカタ調理で差が出た!「昼飯の日清ラ王、メチャうまい……卵と野菜だけ入れて。熱々の、固めに茹でて食べる……すごい麺のコシ」これは筆者の日記からの抜粋。今回は主観全開で、袋ラーメン界の二大...
ラーメン豚の鳴き声

【ラーメン山岡家】ダイエット中でも食べたい!カロリーを抑えて満足する方法

【ラーメン山岡家】ダイエット中でも食べたい!そんなときの対処法約1ヶ月前からカロリー計算によるダイエットを再開した筆者。今日はその期間中、初めて大好きな山岡家に足を運びました。食べたのはもちろんラーメン!今回はいつものような写真付きレビュー...