【メルカリ体験談】教室から始めた半月の出品生活とアカウント削除の理由

思考の化石

【メルカリ体験談】「メルカリ教室」から始めた出品生活、半月で得たこと・終えたこと

はじめに:メルカリとの出会い

テレビCMやアプリの普及もあり、今や誰もが知っているメルカリ。

私がオンラインの「メルカリ教室」に参加したのは、令和3年7月11日(日)。Zoomをインストールして入室すると、そこにはフランクな雰囲気が広がっていた。

内容は、ごく基本的な出品手順のガイド。しかし「知っている」のと「誰かに教わる」のとでは違いがある。受講後には、実際に出品してみるよう促される。こうして私は、ずっと押せずにいた「出品」ボタンを初めて押した。

スマホの性能がすべてを左右する

メルカリはスマホかiPhoneがないと始められない。しかも、ある程度新しい機種でないと、処理や表示が追いつかない。

私もそれまで古い端末を使っていたが、たまたまその年の春に買い替えていたため、スムーズにアプリを導入できた。

発送手続きはコンビニや郵便局の端末で簡単に完了するが、これはすべてスマホとの連携あってこそ。また、売上金やポイントの使用にもウォレット機能が必須となる。

今となっては当然の知識も、当時の私には新鮮だった。

出品の一歩目

私はそれまでも買うだけはやっていた。だが「売る」となると躊躇した。

発送方法、梱包、トラブル対応……不安ばかりが先に立ち、「出品」ボタンに指が届かなかった。

教室を経て、思い切って処女出品。最初は不安で、日記のように手順を記録しながらミスを避けた。出品用に選んだ物とそうでない物を分類して保管。はじめは写真の撮り方もぎこちなく、商品説明も硬かった。

しかし、初めてひとつ売れ、発送を終えたとき、ひとつの壁を越えた気がした。

ハマった日々と、得た気づき

私は「1〜2日以内に発送」を心がけ、実際に即発送を続けていたところ、「スピード発送バッジ」が付いた。そこからはもう毎日のように郵便局やコンビニに通うことになった。

すると、家の中の不用品が目に見えて減っていった。衝動買いや贅沢品、使わないまま置いてあった物。売上はおよそ7万円に達した。

そこで一つ気づいたのは、「値段設定」の重要性である。

値段の付け方と割に合う労力

安すぎると、出した途端に売れてしまう。嬉しい反面、手数料10%、送料、梱包の手間、写真編集や商品説明の労力を考えると、労働対価としては割に合わない。

もちろん「片付けばそれで良い」という目的ならそれでも構わない。

だが、どうせ出品するなら、多少なりとも利益のある形を目指した方が気持ちも続く。

それを理解せず突っ走ってしまった私は、わずか半月で燃え尽きてしまった。

終わりに:そしてアカウントを削除した

メルカリは手軽に始められる小さな商いであり、小遣い稼ぎとしても優れている。

だが、そこには人と人との取引がある。私の場合、あるひとつの取引で非常に不快な思いをし、それをきっかけにアカウントを削除した。

便利であればあるほど、境界線は曖昧になる。

小遣い稼ぎができることは本当にありがたい。だが、そのために変態と出会うリスクは、どうしても犯せなかった。(令和5年現在)

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