「哲学」 一覧

アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ『大理石』註解:(1)

2020/02/25  

フランス語原文と澁澤龍彦訳両方を用いて、『大理石』を可能な限り註解する。 GS マンディアルグというひとは、極めて慎み深い師父である。ゆえに小説と呼ばれる形で遺された『大理石』という本の書き出しは「白 ...

【ATALANTA FUGIENS】「逃げるアタランテ」EMBLEMA X.〜火には火を、水銀には水銀を与えよ、そして君は満たされる

2020/02/17  

"Da ignem igni, Mercurium Merucurio, et sufficit tibi." 加算 第4の”兄と妹の結合”にもニュアンスがやや似る。火には火を与え、水銀には水銀を与え ...

【ATALANTA FUGIENS】「逃げるアタランテ」EMBLEMA.IX〜老爺を木と共に露の家に閉じこめよ、その実を食べ彼は若返る

2020/02/16  

"Arborem cum fene concludein rorida domo, et comedens de fructu ejus fiet juvenis." 露 露は『沈黙の書』でも言及され ...

【第三エノク書】グノーシス的カバラ・ヘブライズム文書の最高傑作!!

2020/02/13  

"The complete book of Enoch"なる本を、これで一読できたのであるが、これは私の”The best book" オブ・洋書の一冊に入る。The best book of 洋書の ...

【第二エノク書】感想・レビュー あるいは古代人の感覚について

2020/02/10  

黙示 「第一」のレビューでエノク書がやや退屈でつまらないと書いた。続けて「第二」を読み進めながら、あまりのくだらなさに挫折しそうになった時、某サイトでエウアゲリオスの『覚知者』(Gnousticus) ...

【ATALANTA FUGIENS】「逃げるアタランテ」EMBLEMA VIII.〜1個の卵を取りそして火の剣で打て

2020/02/09  

"Accipe ovum et igneo percute gladio." 概要 このエピグラフは「逃げるアタランテ」でも最もポピュラーではないだろうか。澁澤龍彦の紹介で掲載されたこともある、この絵 ...

【第一エノク書】旧約聖書外典レビュー・感想〜「エノク書」って大体どんな本?

2020/02/08  

概説 講談社文芸文庫旧約聖書外典(下)に収録されているらしい『エノク書』;この本にはいくつか種類があるようでややこしい。また文芸文庫は高価であり教文館のもまた然り。こういう時はどうするか。 基本的に聖 ...

【ATALANTA FUGIENS】「逃げるアタランテ」EMBLEMA VII.〜若い鷹は巣から飛ぼうとし、再び巣中に落ちる

2020/02/07  

"Fit pullus a nido volans, qui iterum cadit in nidum." 巣 この絵は高い山の頂きに作られた巣の中に2匹の鷹の子が書かれている。1匹は翼が育ち巣から ...

【ATALANTA FUGIENS】「逃げるアタランテ」EMBLEMA VI.〜あなたの金を葉の繁る白い大地に撒け

2020/02/06  

"Seminate aurum vestrum in terram albam foliatam." 絵 この絵はこういうイメージである;農夫が籠を片手に畑を歩きながら、作物の種子の代わりに金貨と思し ...

【ATALANTA FUGIENS】「逃げるアタランテ」EMBLEMA V.〜蝦蟇を女の胸に置け。女が死ぬまで授乳し蝦蟇が大きくなるように。

2020/02/01  

"Appone mulieri super mammas bufonem, ut ablactet eum, et moriatur mulier, sitque bufo grossus de la ...

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