「評論」 一覧

澁澤龍彦【サド侯爵の生涯】サディズムと涜神の文学者、マルキ・ド・サドの全て

2018/01/14  

紹介 この本は最初1964年昭和39年に発表され、その後補遺を重ねながら現在の形になった。私が手に取ったのは中公文庫昭和58年度初版の第5刷である。題名及び表紙は地味で、中身の異常な面白さとあまりマッ ...

三島由紀夫【私の遍歴時代】青年が「文士」になるまでの赤裸々な回想録

2018/01/09  

自伝的評論のような作品「私の遍歴時代」は中公文庫版「太陽と鉄」に併録されている。セットでお得なうえ読み物としてもかなり面白い。  納得 ある晩のこと、三島由紀夫の魂が黄泉から現れて、茶色くなった古本の ...

澁澤龍彦【快楽主義の哲学】と奇妙な三角形

2018/01/08  

澁澤龍彦(1928ー1987)は日本のフランス文学者・評論家で晩年は小説も書いた。裁判沙汰にもなったマルキ・ド・サドの本を翻訳・紹介した人として知られる。 出会い 前半の場を借りて澁澤龍彦の本が読者の ...

三島由紀夫【太陽と鉄】内容と解説〜三島由紀夫による葉隠的作品

2018/01/07  

 死の観念 この作品は念のため2回読み終わった。それくらい三島氏の死の観念、美の理想、切腹の動機をあからさまに説明している。 実は今澁澤龍彦氏の「快楽主義の哲学」も読んでおり、これを読んだあとに比較と ...

【葉隠入門】三島由紀夫による「葉隠」の解説書を紹介

2017/12/20  

禁断の書 まず「葉隠」という書物であるが、あまり知っている方は比較的少ないと思うので簡単に述べておこう。18世紀日本の元武士が主君が死んだ後隠居して、ソクラテスの対話のように弟子が座談で書き残したもの ...

マンディアルグ小評論【海の百合】紹介・解説・感想〜イタリアのヴァカンスで出会った美しい花

2017/06/10  

「海の百合」 引き続き澁澤龍彦訳『ボマルツォの怪物』収録のエッセイについて書く。「海の百合」は7〜8ページしかないマンディアルグの小評論で、詩人がサルデーニャ島の人気のない砂浜で出会った珍しい花、学名 ...

マンディアルグの【黒いエロス】〜見直されなければならないエロティシズムの定義

2017/06/09  

マンディアルグの短編評論 フランスの詩人・作家アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグの短編評論「黒いエロス」は、1958年刊『月時計』に収録されている。邦訳で身近なのは澁澤龍彦の『ボマルツォの怪物』( ...

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