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【三島由紀夫】「おすすめ小説」ランキング〜基本ネタバレは無し

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さて三島由紀夫といえば小説家である。ここに紹介するのは筆者が今まで読んだ三島の小説作品から、特に皆さんにおすすめするものだけを10編ランキングするもの。その手のまとめサイトはあっても世間一般における意見はあてにならないし、期待が外れて時間やお金を無駄にしたくはないだろうし。

実際今筆者は「禁色」という600ページ近い長編を読んでいるのだが、ネットで傑作とされていたにも関わらずあまりにも退屈で長いため、何ヶ月もかかってまだ読み終わらない。そこでこのランキングは面白いことは必須、本の長さなども考慮に入れながら格付けしたいと思う。

最も三島作品を全部読んだ訳ではないが、大体は読んだので多少の自信はあるつもりである。*筆者が読んだもののレビューはこちらのリンクにまとめてあるのでご参照されたい 😎 →【三島由紀夫】作品レビューまとめ・2018年最新版

1位:「午後の曳航」

この本は澁澤龍彦も傑作と謳う短めの長編というより長めの短編、であるからあっという間に読める。オペラ化や映画化までされている。内容はダークで恐ろしい。

2位:「鍵のかかる部屋」

こちらはやや長い短編小説だが、死ぬほど面白い。少女に欲情してそれを抑えるエリート官僚の青年が主人公。

3位:「音楽」

不感症の婦人を診察する精神分析医の手記という形を取っている。「鍵のかかる部屋」のような戦後日本の暗黒舞台を背景とした短めの長編。

4位:「潮騒」

マルグリット・ユルスナールをして”透明な傑作”と言わしめた、三島ギリシャ旅行後ののびのびとした作品。必ず感動する鉄板。

5位:「獣の戯れ」

男二人女一人の大の仲良し3人組みが登場人物で、3人とも破滅する。狂気に満ちた短めの長編。暴力と愛の結合がテーマ。

6位「夏子の冒険」

あまりポピュラーではないが「潮騒」に匹敵するくらいに面白い。まあまあ長いが読み応えがある。アイヌに人食い熊退治に赴く青年と彼に心を寄せる美女が登場人物。文体は平易。

7位:「肉体の学校」

こちらもさほどポピュラーではないが、昭和の小洒落た映画を観ているかのような強烈な面白さ。ゲイ・バーで働く超色男と”年増園”なる若い熟女たちが登場。少しヴォリュームがあるが文体は難しくない。

8位:「愛の渇き」

ど田舎でくすぶる未亡人の若い下男への満たされぬ欲望がテーマ。気違いじみた愛の葛藤が描かれる。短めの長編。

9位:「仮面の告白」

三島の記念すべき長編小説デビュー作品。さほど長くはないが文体は超難解。前半は濃密で後半は締め切りに追われて雑になったそうだ。ユルスナール曰く”黒い傑作”。

10位:「英霊の声」

けっこう短い中編小説。霊媒師が2.26事件と神風特攻隊の霊魂を呼び寄せ、口寄せの儀式を行う。能楽の影響が濃く挿入された歌が少し難しい。ポルターガイスト現象まで起こる怪奇な作品。

まとめ

こんなところだが多少ネタバレしても良い方は冒頭にあげたリンク先をご覧になるがよかろう。

三島由紀夫は自決動画を観て一時期どハマりしたのだが、「豊穣の海」4部作を読んで愛想が尽きた。以来熱が冷め、最初述べたように「禁色」をタラタラ読みかじっている。 😎 

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