「小説」 一覧

【Mandiargues】"LES MINES DE CARMAUX"処女散文集『汚れた歳月』から紹介

2020/01/06  

久々のブログ更新、怠けていました。がんばって書きます。 概説 マンディアルグの処女作として名高い散文集『汚れた歳月』は第二次対戦中に発表されたものだが、読んだ感じでは初短編集『黒い美術館』へと移行途中 ...

『海底二万里』ジュール・ヴェルヌ:海底のイメージとマンディアルグ作品の関係

2019/11/24  

ポムレー路地 ジュール・ヴェルヌの「海底二万里」という本の名前を、誰でも一度は聞いたことがあると思う。SF小説とかに元来興味の薄い私でさえ、映画化されたりディズニー・ランドのアトラクションなどにもなっ ...

【マンディアルグ】L'homme du Parc Monceau.「モンソー公園の男」解説・紹介・感想

2019/11/08  

前回の「ポムレー路地」に引き続いて『黒い美術館』からの短編の紹介。「ポムレー路地」が実際にフランスのナント市にあるのに対し、このモンソー公園もまたパリの8区という所にある。どうやら有名な観光名所でもあ ...

【マンディアルグ】「ポムレー路地」(Le passage Pommeraye)解説・感想・紹介

2019/11/06  

まず実際の”ポムレー路地”の画像をネットから拾ってきたのでそれを見て欲しい。 我々日本人には馴染みの薄い”路地”なるイメージが、この画像でやや鮮明になる。”ポムレー路地”はフランスのナントにある。さら ...

【マンディアルグ】「子羊の血」〜短編集”黒い美術館”より紹介(2)

2019/09/27  

フランスの作家アンドレ・ピエール・ド・マンディルグ氏の短編集『黒い美術館』より「子羊の血」を紹介。 *前回からの続き→【マンディアルグ】「子羊の血」〜短編集”黒い美術館”より紹介(1) 部屋 さて最愛 ...

【マンディアルグ】「子羊の血」〜短編集”黒い美術館”より紹介(1)

2019/09/27  

フランスの作家アンドレ・ピエール・ド・マンディルグ氏の短編集『黒い美術館』より「子羊の血」を紹介。 前置き 子羊と言えば新訳聖書のイエス・キリストが思い浮かぶ。日本人である私でさえそうなのだから、キリ ...

【エドガー・アラン・ポー】「ナンタケット島出身アーサー・ゴードン・ピムの物語」感想・紹介(2)

2019/09/07  

*前回【エドガー・アラン・ポー】「ナンタケット島出身アーサー・ゴードン・ピムの物語」感想・紹介(1)の続き; 幽霊船 さて死体変装の効果は抜群であった。腰を抜かす者、そのままショックで死ぬ者。わずかば ...

【エドガー・アラン・ポー】「ナンタケット島出身アーサー・ゴードン・ピムの物語」感想・紹介(1)

2019/09/07  

このポーの小説は長編作品と呼べるヴォリュームがある。300ページ近いがその面白さは圧倒的である。 短編小説が多い中でこの”アーサー・ゴードン・ピム”のような作品は珍しい。他に長めの小説として「ジューリ ...

【屍鬼二十五話】ソーマデーヴァ作〜死体に取り憑いた悪霊が物語る伝奇集 紹介・感想

2019/08/21  

きっかけ 20年以上前、私のチベット仏教知識の元である川崎信定訳『チベット死者の書』解説を読んでこの本の興味を持ったのが最初だった。 そこに”アジア全域に流布された脱魂伝奇説話として有名なものに、イン ...

【ポリフィルス狂恋夢】「ヒュプネロトマキア・ポリフィリ」洋書レビュー〜難解な象徴と寓意のオン・パレード

2019/07/27  

澁澤龍彦氏が『ポリフィルス狂恋夢』のタイトルで著作中紹介しているにも関わらず、邦訳は2019年に到るまで出てこなかった。魔道書の訳業やブログでも有名な大橋喜之氏のそれである。 しかしこの完訳は日本円で ...

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